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涙零れて



今はもっぱらBOB DYLANを聴いている。
まるで、全部吸収したいと思うほどに。
1980年以降のBOB DYLANを良く聴いている。
DYLANの曲が今の俺の心の支えの一つになっている。

1989年発売の『OH MERCY』にも名曲の数々がある。
自分の考えや心の痛みを正直に語っている。
とても私的な内容だがそのことがとても憧れる。
詩を聴いたり読むだけではなく、書き写すことでもっと理解できるかな。


アルバム『OH MERCY』に入っている2曲目



【Where Teardrops Fall】
作詞・作曲 BOB DYLAN
邦題:涙零れて
和訳:肥田 慶子


心地よい風吹く地から
遠く離れたはるか彼方に
お前の行くべき場所がある
涙あふれる彼の地

はるか彼方の嵐の夜に
遠くの壁の向こう側で
光の明滅の中にお前はいる
涙あふれる彼の地

俺たちはゆっくりと太鼓をならし
そしてひそやかに横笛を吹いた
俺の心の歌を知っているだろ
たそがれ時の光の中で月影の中で
どこから出直すべきなのか教えてくれ

服をちぎりコップの水を飲み干し
俺はすべてを剥ぎ取った
そしてお前のことを思う
いま太陽が昇る、涙あふれる彼の地に

無知という川のそばで
愛と寛容に包まれ
二人が出会えたら壁を突き抜けたことに
乾杯すればいい
そして灼熱の火の玉にまとわりつく感覚を
研ぎ澄ませればいい

バラは赤く、スミレは青い
そして時はのろのろと動き始めた
お前に会いに行くべきかもしれない
涙あふれる彼の地




2019年10月05日(土)

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