2012年04月23日(月) |
週末里親懇談会にて (まじまじ) |
年2回、4月と9月に開催している大阪市の週末里親懇談会。
週末里親さんの近況や悩み、思いなど、他の人とも共有してもらえるように 懇談会という形をとっています。 毎回、新たな発見があり、なかなか興味深いのですが、 子どもたちの様子から知る「施設の暮らし」もなかなか興味深いです。
先日の懇談会の中で出たお話。
靴下に穴が開いたので、おばちゃんに針と糸を借りて繕ったというA君。
私はボタンが取れたら針と糸を出してきますが、 靴下は繕ったことがなかったので、衝撃でした。 中学生になれば、洗濯を自分でしたり、 高校生は朝からお弁当をつめてもっていったり。 私がやってなかったことばかりです・・・。
別のグループでは、「生ものを食べさせていない」という話題に。 もちろん、衛生面に配慮してのことです。
以前、ある乳児院で、生野菜のサラダはさっと湯通ししているということを 聞いたことはありましたが、 今回のお話では、「生卵も食べない」という施設がありました。 すき焼きにつける「生卵」もなしで、「卵かけごはん」もないそうです。 たまに回転寿司に行ったり、お寿司屋さんの慰問で、施設内で握ってもらったり、 ということは聞きますので、 まったく食べないということではないのだと思いますが、 これまた、なかなか衝撃的でした。
養子として子どもを家庭に迎える場合には、 子どもがだんだんと家庭の文化になじんでいくということになりますが、 週末里親の場合、家庭と施設の異文化の融合だな、と思える時が時々あります。 施設の子どもたちが家庭の文化も知り、施設と里親さんの両方が補いあいながら、 子どもたちが育っていく助けになればいいなと思っています。
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