2012年03月31日(土) |
これからはじまる (ぺたぺた) |
明日から4月。新しい年度がはじまります。 新生活がはじまる方もきっと多いことと思いますが、 協会は人の入れ替わりもないですので、 きっと通常通りのスタートとなるでしょう。
この年度末、年度初めという時期には関係なく、 「親子むすび」は進んでいます。
先日、4才のA君に「お父さん、お母さんが見つかった」ことを伝えにいってきました。 里親さんが決まり、子どもにそのことをどのように伝えるかは、 ケースバイケースですが、できるだけ事実をきちんと伝えるようにしています。 通常は子どもにとって一番身近な施設職員さんから 子どもに伝えるようにしてもらっていますが、 今回は里親さんを連れてくる立場の協会職員、児相職員から、 子どもに「お父さん、お母さん」の話をし、 その後の子どもが表現してくることについては、 施設職員が対応するという役割分担になりました。
4才のA君にはかわいがってくれていた週末里親さんがいたので、 「お父さん、お母さんの話」と「週末里親さんとのお別れ」の話をしました。 4才のA君は涙目になりながらも真剣に耳を傾けてくれ、 話が終わると「お願いします」と言って部屋を出て行きました。
これまでA君には「お父さん、お母さん」との関わりはなく、 唯一週末里親さんが自分にとって唯一の存在でした。 そのかわいがってくれていた週末里親さんとはお別れになりますが、 A君と一緒に暮らしていく「お父さん、お母さん」との出会いがあります。
当然のことではあるのですが、今回A君と話しをした時のA君の表情からは、 私たちが伝えたことに、喜び、期待、悲しみ、不安・・・etc というたくさんの感情を抱いているように感じられました。 4才ながらも複雑な思いを抱いていることに、私も胸がいっぱいになりました。 そして、A君の思いに応えなくてはいけないと思いました。
これからはじまる「親子むすび」。 里父母さんはA君に会える日を今か今かと待ち望んでいます。 A君が「お父さん、お母さん」の胸に自然と飛び込める日がくるように、 私も「お父さん、お母さん」のサポートを頑張りたいなぁと思います。
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