♪ ワーカー日記 ♪

2011年09月27日(火) ふるさと (ぴろぴろ)

協会職員では珍しく地方出身の私は、学生の頃から1人暮らしで、
年2回ほど実家に帰えるという生活を送ってきました。
この夏もお盆に休みをとって帰省しました。

実家に帰省する度に、街の風景を見ては、
「子どもの頃、よく両親に連れてきてもらったな」
「この公園で友達と遊んだな」「この道を学校まで通ったな」など、
いろんなことが思い出されて、懐かしさとともに、
「ああ、ここで私は育ったんだな」と感じます。

実家にいた頃はあまり意識していなかったのですが、
ふるさとを離れてみて初めて、そうした思い出が風景とともに
自分の心の中にしっかりと刻まれていることに気がつきました。

家庭訪問調査で里親候補の方のお家を訪ねる時など、
この場所でこの子が育っていくことになるんだろうか、
この街がこの子にとってのふるさとになるんだろうかと、
考えることがあります。

遠方に委託された子どもが養親さんと遊びに来てくれた際に、
すっかりその土地の言葉で話している姿を見ると、
「その家の子ども」になるとともに、
「その土地の子」として育っているんだなと感じます。

子どもたちが成長して、養親さんとの数多くの思い出とともに、
「ここが僕の(私の)ふるさとだ!」と感じられる場所ができるといいなと、
そんなことをしみじみと考えてしまいました。


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