| 2005年10月27日(木) |
DVD鑑賞会 (ぺたぺた) |
ここのところ毎日書いているような・・・。
最近、昼休みにDVD鑑賞会をしている。 がみがみが自宅で録画したテレビ番組をいくつかあつめ、 DVDセレクションを作ってくれたので、 それを見ているのだ。 録画した番組は、夜中に放送されているドキュメンタリー。 私は、見落として、普段は全然見ていないが、 夜中はけっこう良質なドキュメンタリーがやっているようだ。
このところ見ている番組は、児童養護施設でそだった18歳の T君の話。 彼は5歳の時に、兄2人と一緒に児童養護施設に預けられた。 その後、父母らの面会は途絶え、父母らは離婚して、 母は何度か離婚と結婚を繰り返した。 主人公T君は、施設を出た後、戸籍謄本で母の居住地を探し出し、 母と再会する。数年ぶりに会う母は、アルコール依存症になり、 まだ50代半ばなのに、後遺症で体がふるえ、かなり老け込んでいた。 実際に会う母は、想像していたのとは全く違い、 T君はいずれ母と一緒に暮らせるように仕事にも精を出すようになった。
というのが、ナンバー1のストーリー。 母との再会は、T君がずっと待ち望んでいたことで、 母もT君に会えた喜びで涙を流していて、とても感動的だった。
しかし、この話には続編があった。 約1年後にナンバー2も放送されていた。 それには、アルコール依存症の母が、再び酒におぼれ、 行方不明になってしまい、発見された後に、 母の居場所がなくなったため、一緒に住むことになっていた。 それは、母と再会してから、まだ1年も経っていなかった。 しかし、T君にとっては、母との暮らしはどれほどのぞんでいたか 分からないのに、とても窮屈で、結局衝突してしまった。 やはり母との生活はまだできないと、母をもともと暮らしていたところに 送り届けることになった日に、母は再び失踪し、 T君は呆然とするのである。
番組を見た後、施設で暮らす子どもの現実を突きつけられたような 気がして、落ち込んでしまった。 あれだけ待ち望み、イメージを膨らませていた母が、 自分の思い通りではなかったときの気持ちはどんなのだろう? T君は高校を中退し、施設を飛び出してから、仕事を転々とし、 なかなか仕事に身が入らなかったのに、母と再会してからは 母といつか一緒に暮らせるようにと、 とても生き生きとし始め、またしっかりしてきていた。 その姿が、何とも痛々しかった。
改めて、このような子どもたちが一人でも減らせるように、 私たちが今できることは何なのか考えさせられた番組であった。
|