| 2002年10月03日(木) |
イングリッシュさんの講演 (がみがみ) |
9月28・29日、10月1日に、神戸事務所の「愛の手運動40周年記念事業」としておこなわれた アメリカの専門里親さん、ドーン・イングリッシュさんの講演会に行ってきた。
ワシントン州の里親として活動を始めて30年余り。 レシービングホーム(1カ月以内の短期間に緊急、一時的に子どもを預かるホーム)の里親として、 その間に関わりをもった子ども達は、重い障害や病気をもつ子ども、 HIVウィルスに感染した子どもたちらも含めて3000人以上にのぼるそうだ。
イングリッシュさんが里親になろうと思ったきっかけ、 これまで関わってきた子ども達の話、今、一緒に暮らしている子ども達の話、 ワシントン州の里親制度の話、里親さんに用意された研修について、 被虐待の子どもたちへのケア、里親さんがワーカーに望むこと、 などなどなどなど、盛りだくさんのお話をしてくださった。 ひとつひとつに、「う〜む・・・」「なるほど・・・」「へえ〜・・・」。
ソーシャルワーカーに望むこと、というのには、 *手続きを手早く、連絡を密に・・。 *子どものケアプランの作成には、里親も同席して・・。 *手続きが遅れる時には、必ず連絡を・・。 *里親がしんどい時期にこそ、電話などでまめな連絡を・・。 *里親のことを、自分の「同僚」として見てほしい・・。 などを挙げられていたのだが、 どれもこれも「耳が痛いなぁ」という感じで、自分の仕事を見直すいいきっかけになった。
それにしても、「3000人」! イングリッシュさんは、なかなかご立派なふくよかな・・・?体格をしておられる。 思わず、神戸事務所の職員さんと、 「日本の里親さんなんて、ひとり育てるだけで、げっそり・・となってはるのにねえ」としみじみ。 ド〜ンとかまえて、おおらかに・・、 でも、子ども達の心の動きには繊細に寄り添って、 日々、子育てを楽しんでおられるのだろうなあと思った。
おまけ。 今回の講演には、当然、通訳さんがついていて、逐一、通訳をしてくれる。 イングリッシュさんが話している時ってのは、 自分の耳に「フタ」がされてしまってるのでは・・ってくらいに、 さ〜っぱり????????な状況で、 長〜〜い文章中、一語、二語くらいの単語しか、耳に飛び込んでこない(^-^;;) あらためて、自分の英語力のなさに愕然。
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