再び、CCCDやCD輸入禁止法など - 2005年03月18日(金) 再び、CCCDやCD輸入禁止法など、 音楽にまつわる著作権問題を追ってる今日この頃です。 まずはCD輸入禁止法こと、改正著作権法の問題から。 この法律はアジアで作られた安価なJ−POPのCDが 日本に入ってくると、国内のCDレコード産業が打撃を受けるため、 それを水際で阻止しよう、というもの。 ところがアジア産のJ−POPのCDは 一部の店でしか手に入らない状況なので、 「本当は欧米から入ってくる洋楽の輸入CDを 締め出そうという魂胆なのでは?」 と音楽ファンを恐怖させたのでした。 そしてめでたく(?)今年1月に改正著作権法が施行。 「音楽レコードの還流防止措置」がはじまりました。 現在、輸入禁止の申し立てが行われているCDは下記の通りです。 日本レコード協会「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」 (3/15の時点) http://www.riaj.or.jp/all_info/return/pdf/r_list.pdf 税関HPの水際取締りページ (輸入差止申立て一覧から検索して!) http://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/pages/f_001.htm 現在のところ、輸入禁止申し立てが行われているのは、 J−POPのアーティストばかりなので、 ヤバイ方向に進んでないと思われます。 ただ、何度も言うようにアジア産CDは、 変な露店とかディスカウントストアにしか売ってないんです。 全国的に考えたら、アジア産JポップCDの自体知られてないんです。 多少音楽ジャンキーであるオレですら、 5枚くらいしか持ってないんですから。 そう考えると、一体、この法律は何なんだ? 本当はどんな目的があるんだ? 弁護士さんの頭を使えばどんな風に解釈できてしまうんだ? と、かんぐってみたくもなります。 音楽評論家・高橋健太郎氏のブログ http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/ などを見ると、やはりこれは大人の事情が複雑に絡み合ってるなぁ、 というのがなんとなく見えてきます。 さて、次にCCCD(コピーコントロールCD)問題です。 音質が悪い、CDプレイヤーの寿命を短くする云々… と揶揄されたCCCDですが、 その先鋒であったエイベックスとソニーが、 「CCCDにするか否かはアーティスト側の意思にゆだねる」 と事実上の撤退を宣言。 最後の牙城である東芝EMIも、 アーティストやレーベルによって非CCCDが増えているので、 撤退の方向に向かうんだろうな、 と予想される状況になってきています。 ipodを筆頭としたMP3プレイヤーが全盛のこのご時勢に、 PCに取り込めない音楽CDなんて、 売れるわけがないですから当然の結末でしょう。 しかし気になる話題が。 >「デジタル携帯機器も対象へ 著作権補償制度で文化庁」 >文化審議会著作権分科会の小委員会は17日、急速に普及が進む >デジタル携帯音楽プレーヤーを私的録音録画補償金制度の >対象に加えることなど、 >著作権法改正に向け16項目の検討課題をまとめた。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050117-00000049-kyodo-pol MP3プレイヤーのハードディスクやフラッシュメモリーにも、 今の音楽用CD−RやMD、カセットテープと同じように、 著作権料を上乗せして販売しよう、というわけです。 つまりCCCDがなくなるのは、 「次の儲けるネタ」を発見したからなんだと思います。 しかも今回のアイデアはすごい。 ウィニーやwinmxなどでタダで拾った音源でも、 それを収めるハードディスクに課金されていれば、 音楽業界にとって不利益にならないわけですから。 まだ勉強中なので断言できませんが、 刈田は、ハードディスクに著作権をかけること自体、 今は反対していません。 P2Pで無差別に音源が出回ったり、 それに対抗して出た粗悪品(CCCD)を買わされる、 狂った状況よりはマシだと思います。 それに、ネット上の音楽がハードディスクに コピーされまくっていく、という光景は、 人づてに回ってきたコピー物のカセットを聞き、 また新しい音楽に出会い、それを生カセットにコピー。 それをまた別の誰かに貸す…… そんな牧歌的な時代を想起させるのも、 ポジティブな理由かもしれません。 「元がタダなら生テープ代くらい払ってやるよ」、 そんな感じでしょうか。 ただし。 この課金によってMP3プレイヤーの価格がどれだけ上がるのか? またその利益が本当にアーティストに届くのかどうか? といった部分は注視したいものです。 本来ならば、最近の「映画ファンド」のように、 これから発売されるCDや、そのアーティストの次作に 直接代価を払い、楽しむほうが健康的なのかもしれませんが。 いや、ファンドなんて言い方、 全然健康的じゃねえな(笑 ...
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