岡村靖幸ニューアルバム「me imi」を聞きながらバカ女について考えてみる - 2004年09月01日(水) 岡村靖幸のニューアルバム「me imi」が出たですよ。 そりゃあ確かに歌下手!とか、収録曲少ない!とか、 アルバムのみの新曲少ねえじゃねえじゃん!とか、 過去に似た曲もあったりして、 (「モンシロ」→「いじわる」とか 「ファミリーチャイム」→「ピーチタイム」とか) 突っ込み要素はいろいろあると思うんですが、 ま、ええじゃないか、ええじゃないか。 だってさ、こんな音楽作れるの、いま、この人しかいねえぞ。 刈田はアーティストのオリジナリティとかどうでもいい派なんですが、 岡村ちゃんの音って本当、唯一無二で気持ちいい(個人的感想ですが)。 アルバム「靖幸」あたりの岡村ちゃんはプリンスの真似でしかなかったけど、 本家プリンスがそういうサウンドをやめちゃったんで、 いまや、あのサウンドを進化させてくれるのは、 岡村ちゃん以外にいないわけです。 特に今回は石野卓球との共同作業の影響がハッキリ出てまして、 リズムオリエンテットな曲のトラックは本当にキョーレツ。 こんなの聞いたことねえよ。 ま、歌下手ですけどね。 もっと感動したのが、あの独特な歌詞世界ですよ。 いつもの「エロ青春」路線は当然として、 前作「禁じられた生きがい」から強まっていた社会派路線がここでも強化。 いきなり1曲目の「5!!モンキー」から高学歴円光ギャルが登場。 7曲目「軽蔑のイメージ」では、 セレブな生活をするために水商売や愛人やっちゃう女性を糾弾しつつ、 「大丈夫、イメージだけのことさ」と皮肉ってみたり。 8曲目「マシュマロハネムーン 〜 セックス」のファンク・メドレーでは、 イラク情勢を睨んだのか「反戦LOVE」と叫びつつ、 結局、世の中はセックスで回ってんのよね、とシメるこの美しさ。 しかし、こう考えてくと岡村ちゃんも成長したなー。 前作「禁じられた生きがい」では、 円光バカ女もダメな社会もチャームポイントはあるはずさ……と、 どこかに救いを求めてたんですけど、今回はないもんね。 あくまで現状報告って感じで。 前作当時の岡村ちゃんは「女の子たちがパンツ売ったり、円光したり、 陰毛見せたりするんで、頭の中が混乱して歌詞がかけなくなった」 という大迷言を残してるんですが、 今回は、しっかり歌詞がかけてるので、 そういう現状を受け入れてるような気がします。 現状受け入れつつ、「でもそれっておかしくねえ?」というような。 もし、この読みが正しいとするならば、 オレ、すごく共感しちゃうなぁ。 刈田の周辺の女の子、 たとえばNANAなA子ちゃんもそうだけど、 弟子筋のT子にいたってはセレブ志願のクセに、 レイプ犯を好きになるわ、 コンビニでカップルの傘盗むわと大暴れですからね。 彼女の直接の師匠である黒羽なんか、 いつも「おまえにはガッカリした!」と言ってますけど、 それもよくわかる話です。 でもね、最近、余裕が出てきたからなのか何なのかわからんですけど、 こういうのも、しゃーないのかなぁ、とか思うんですよー。 金が欲しい、キレイな服着たい、いい男と付き合いたい、 それも己の欲求に対して純粋である故、でしょ? どっかの痴漢大学教授の発言じゃないけど、 オレらが生きてる社会は個人の欲求を追及してもいいわけで、 もちろん何事もヤリスギはいけないと思うんですが、 そういうカン違い&過剰な人が出てきちゃうのも、 仕方がないような気がするんです。 それが嫌なら社会システムをどうにかせねばならんのですが、 オレ、どうにもできないしなー。 ただ、こういう「おかしいな?」と思うことをちゃんと意識できる 環境を残しておくことは大切なんだろうな、と思います。 「そうだよな、これって、どっかおかしいよな」って。 そのためにも岡村ちゃんには、こういうことを言い続けてほしいんです。 もっと売れてほしいわけです。 初回盤完売、みたいな状況で喜んでてほしくないわけです。 まず、ツアーで唄って喉開いて、歌唱力を回復してほしいなあ。 なんだ、結局、歌下手オチかよ、オレ。 ...
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