READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

すべての人々に幸せを - 2004年08月05日(木)

昼12時。
ベルの音で目がさめた。
ドアをあけると一人の男が立っていた。
「リサイクル業者の者なんですが…」
来月引越しするので、
元嫁の部屋にあるいらないベットをどうしようかと、
考えていたところだった。
それを持って行っていただこうと彼を部屋の中に通す。
が、話を聞いていくとどうも事情が違う。
ベットや布団の下取りをやっていて、
新しいものと差額で交換すると彼は言う。
なんだ、コイツ、悪徳セールス業者じゃねえか。
ああ、寝起きでしくった。
状況が飲み込めた私は丁重に断りの言葉を述べた。

彼が帰ろうとしたとき、あることを思いついた。
エロライターという仕事柄、うちの玄関先には、
ダンボールに詰まったエロビデオが山積みになっている。
これを持っていってくれないものだろうか?
リサイクル業者に事情を説明してみた。
男は途端明るい顔になり、エロビデオを物色しはじめた。
結局、彼はダンボール3箱を持っていってくれることになった。
「こんなお客さんははじめてです。
 ありがとうございました!」
彼は意気揚揚とエレベーターに向かっていった。

人に幸せをわけてあげるのって、なんかいいね。
彼、これで明日から、またがんばれるね。
ま、悪徳業者なんだけど。

-----------------------------------------------------

その1時間後、さっきの悪徳業者の人がきました。
「仕事仲間を連れきちゃったんですけど……」
おっさんから若いのまで総勢6人いました。
彼らはエロビデオのダンボールを全部持っていってくれました。
すると、最後の1人がテレながらこう言いました。
「これ、つまらないものですけど……」
袋の中には大きなペットボトルのお茶が3本入っていました。
やっぱいいことすると、ちゃんと帰ってくるんだね。
以上、鶴の恩返しならぬ、エロの恩返しでした。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home

エンピツ