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B'zについてもう一度考えてみた part2 - 2004年05月23日(日)

B'z問題に関して、やっと明確な回答を出せそうだ。
断言しよう。
やはり彼らは笑いのプロであり、確信犯であると!

数日前にも書いたとおり、
新曲「Banzai」は「アサヒスーパードライ」のCMにも使われている。
で、サビはこんな感じだ。

「アナタトワタシデ サァ アシタノタメニ Banzai」

この、チャンチャンチャチャチャン、チャチャチャチャン、チャンチャン!
(って書いて理解できるのか?・笑)は、
ベイシティローラーズ「サタデーナイト」や、
ラモーンズ「ドゥユゥリメンバー・ロックンロールレイディオ」
などのサビで使われている応援歌風のメロ・リズムを引用したものである。

さて、ここで昨年の夏を思い出していただきたい。
昨年、「キリンラガービール」のCMはTOKIOが担当していた。
「カンパイラガー、ラガー、イェイ!」
というヤツである。
そう、これもベイシティローラーズ「サタデーナイト」
ラモーンズ「ドゥユゥリメンバー・ロックンロールレイディオ」
の引用なのである。

別のビールメーカーのCMソングが、
まったく同じメロ・リズムをもっているとは、
一体どういうことなのか…。

おそらく事情はこうだ。
大手代理店がアサヒビールのCMをB'zに発注した。
B'zの2人は考えた。

「ビールのCMか…」
「どうする?」
「そうだなー。ビールのCMソングといえば何?」
「キリンの『カンパイラガー!』がよかったよね」
「あ、それ使っちゃおうか?(笑)」
「今回アサヒなのに、それアリかよー。おもしれえけど(爆笑)」
「でっしょ?でしょ?(爆笑)」

そんな半笑い状態で「BANZAI」は作られた。
B'zはついにクライアントや代理店までをも巻き込んだ、
一世一代のギャグをやってのけたのだ。
そうとしか思えないのである。

これを読んで熱心なB'zファンの方の中には、
憤慨する人もいるかもしれない。
だが私は決して彼らをバカにしているつもりはない。
自分はしがないエロ文筆家だが、
もし自分がB'zと同じ立場にいたら、同じことをしていたと思う。
いや、オレにはそれほどのセンスはないと断言できる。
だから、これをやってのけてしまったB'zを心底尊敬するのである。

B'zといえば洋楽のパクリが多いとささやかれているが、
今回の一件を目にすると、それはすべて半笑いのギャグからくる
パロディだったことが証明される。
ネット上で「B'zはパクリ」などと騒いでいる輩は、
彼らの思う壺にはまっていたというか、手のひらの上で踊らされていたのだ。

そもそもポップミュージックとは「お楽しみ」であり、
どこかに笑いの要素が入っているものである。
それはビートルズの楽曲にギャグが多量に混入されていることでも証明される。
(彼らの映画を見るとそれがよくわかるだろう)
そしてブルースやゴスペルといった一見マジメな音楽でさえ、
ユニークな歌詞やパロディが入っていたりするのだ。
だが、わが国では外来の音楽をありがたがる傾向が強い。
ミュージシャンを「アーティスト」と呼んで神格化しまうのも、
そのあたりから始まっているように思う。
パロディ音楽や冗談音楽をキワ物として扱う傾向が強いのも、
そういった「音楽=アート」な考え方が根付いているからだろう。

B'zはそういう日本の特殊性を理解した上で、
「アーティスト」の仮面を被ることにより、
「ポップミュージックのおいしいところ」=「笑い」
を表現している稀有な音楽家なのである。
エノケン、トニー谷、クレイジーキャッツ、ドリフターズ、
細野晴臣、大滝詠一、鈴木慶一、桑田圭介、
そういった音楽家たちの系譜にいるのがB'zなのである。















たぶん…。


...




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