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B'zについてもう一度考えてみた - 2004年05月09日(日)

B'zの新曲「Banzai」が出た。

アナタトワタシデ サァ アシタノタメニ Banzai!
テキモミカタモナイゾ カガヤクイマニ Banzai!

この曲はビールのCMにも使われているんだが、
最初に聞いたとき、てっきりオリジナルのCMソングだとばかり思ってた。
そんなもんをシングルで出してしまうB'zって…。

そもそもB'zは、どこまで本気でどこまでギャグなのかが、
よくわからないアーティストだ。
「ライアー、ライアー」「ギリギリチョップ」あたりの稲葉の、
特異な歌詞世界は近田春夫先生も絶賛しているとおりだし、
そのサウンドは伊藤正則氏が指摘するように、
J-POPの包皮をかぶったメタル/ハードロックである。
なのに世界的に見てもプレスリー、ビートルズ、ツェッペリンと
同じくらいCDが売れているというのは、どういうことなのか?
ついでに回りにファンを公言する人もいないので、余計に事情は複雑だ。

今年2月、彼らのライブDVDが出たのだが、
これがオレのB'z感を、
さらにわけのわからないものにしてしまった。
まずオープニングから度肝を抜かれる。
DVDをトレイに入れた直後、スピーカーから
稲葉のアドリブ絶唱が流れ出した。
「♪こんな雨の中まっててくれてありがとオウオウオウオウオウ〜」
思わず爆笑してしまった。

このライブは昨年、活動15周年記念公演を収めたものだが、
この日、会場を台風15号(15周年だけに)が直撃。
グランドファンクの71年後楽園球場のごとく、
ドシャブリの中、ライブを続けるとアンコール時に雨がピタリとやんだ。
ステージの稲葉は、その堂々たる姿とあいまって、
もはや祈祷師状態である。

さらに事情をややこしくしているのは、TAK松本だ。
ライブ映像を見てはじめてわかったのだが、
松本にはロック性・カリスマ性なるものがまったくない。
楽曲を生かすギターを心がけているせいかギターは地味だし、
衣装はまるでジャニーズのタレントのようにギンギラ。
米国ギブソン社に作らせたギターも、腕のタトゥーも、
そして演奏中のアクションもどこか違和感がある。
MCの「いい人っぷり」がそれに発車をかける。
だがメイキング映像を見ると、ライブのリハなどでは、
現場をしきったりしてて非常に男前だ。
このかっこよさをなぜ本番で見せないのか?
つーかオマエ、いつからTAKになった?

そういえばDVD特典にはPVの撮影風景が入っていた。
「It's showtime!!」のプロモはロック然としててまだいいが、
「野生のENERGY」のプロモでは稲葉が教師を演じている。
「野生」がなぜ「教師」なのか?
歌詞がわからんので、余計に理解不能だ。

こうなってくると、ある推測がなされる。
もしかしてこの人たちは、すごいセンスの持ち主なのではないか?
「マジ」と「ギャグ」の非常に微妙なラインを行ったりきたりするという、
高等テクを使っているのではないか?と。
そろそろ我々は、本気でB'zを見直さなければならない時期に
入っているのかもしれない。

いやー、久々に考えすぎちゃった。


...




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