READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

The Weight - 2003年11月26日(水)

オレはフラフラの状態で町に入った。
とにかく横になる場所が欲しかったんだ。
「なあ、そこの旦那、教えてくれよ。
 どこに行ったら、いい寝床はあるんだ?」
するとヤツはニヤッと笑ってこう言った。
「そんなもん、ここにはねえよ」

カバンを拾い上げ、隠れ家を探す。
すると顔見知りの踊り子が、
妙な男と一緒に仲良く歩いてるじゃないか。
オレは藁をもすがる思いで彼女を引きとめた。
「オレだよ、オレ。一緒にダウンタウンに行かないか?」
すると彼女は怪訝そうな顔をしてこう言った。
「今日の客はしつこくてねえ。また今度にして」

確かにオレはこんななりをしてるさ。
が、もう説教はウンザリだ。
神を恐れて祈るのも、もう沢山。
だから、こう言ってやったよ。
「旦那、祈るのは結構だけどババアの世話はどうするんだい?」
するとヤツは、こんなことを言いやがった。
「そんなに気になるなら、オマエが面倒を見てくれないか?」

なあ、急行列車さんよ、
オレを連れて行ってくれないか?
サイフの中身が寂しくて、もう限界なんだ。
これからどうするのかって?
アイツのところに戻りたいね。
結局、オレを導いてくれたのはアイツだけだったからな。

「OK、まかせなよ。
 荷物を下ろしてラクにしろよ。
 そいつはオレが引き受けるから、
 早くオレの背中に乗せな。
 別に遠慮はいらねえって」



              The Band "The Weight"より


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