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2003年08月25日(月)
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| 君が代 |
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君が代が、頭から離れない。 たった今も、お湯を沸かしながら気付けば頭で歌っていた次第で。 なんでだ? と、記憶を遡ってみたところ。
23日の朝、結局6時近くになってやっと寝付いた私。 お相手が夜勤明けで帰って、数回鳴らされたらしき電話にも気付かず、目覚めたのは11時近く。 前日に夢を観たからじゃないが、毎月23日は墓参りの日なので父上のお墓に行った。
13日にお寺でおせがきがあったので墓参りはしていたのに、たった10日であまりにも酷い有様。 こってり忘れていたが、その間に大雨台風とかあったので、そのせいだろう。 斜め前にある柿の木の枝が、風の影響か、何故か墓の上まで差し掛かっかており。 ボタボタとまだ小さい青い実をこれでもかっ!というぐらい落としまくっていた。 当然、落ちた実は腐り、カビカビ君だらけのものも。 それは周りだけじゃなくて、墓石も当然同じなわけで。 葉っぱも張り付いてるし、泥まみれだし。 花はこっぴどく枯れてドライフラワーにもならない状態だし、花をいける筒(?)の中にはヤスデ君やら蜘蛛君やらが住みついてるし。 ともかく、悲惨な状況だった。
いつもなら、母上が先に来て墓掃除をしてくれてるのだが、今回ばかりは私が先。 蚊に思いっきり血を吸われ、突然顔に張り付く蜘蛛の巣を払い、名前も知らぬ妙な虫が足に乗っかる恐怖に脅えながら、格闘すること1時間。 終った頃には精も根も尽き果てた状態であった。
そう。その格闘中に、私がずっと無意識に口ずさんでいたのが「君が代」だ。 水汲みに行く時も、ずっと歌っていたのだから、小さな寺中を君が代を歌って歩いてたことになる。 誰も居ない寺で、墓掃除をしながら君が代を暢気に歌っている女って、端から見たらさぞかし薄気味悪かろう。
でも、無意識だって、君が代が出た理由があるのだ。 通常、墓石は古くなってくると色んな物がくっついて汚れてくる。 その汚れ達を、私は「あえて取ってはいけない」と聞いたのだ。 亡くなった人は水を欲しがるから、石の汚れは取ってはいけないと。 苔は、水分を蓄えるから(?)取ってはいけないと。
そうさ。 今まで新品同様だった父上の墓石の文字の所に、3年目で苔が生えてたんだもの。
君が代は 千代に八千代に 細石の 巌となりて (王の御代は、いついつまでも、細石が大きな岩にまでなり、)←意味
苔の〜 生〜す〜ま〜で〜 (その岩が苔が生す時まで続きますように)
ちと、意味調べてみましたが。 単純に、苔が生えてたから出ちゃった歌だけど、あながち意味合いは悪くなかったみたいで良かったわ。
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