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2003年08月15日(金)
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| 七人の小人 |
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かなりの雨が降り。 午後3時すぎの街中は、あちこちでマンホールから噴水状態に水が溢れ出ていた。 午後1時すぎに実家に来たお坊さんによると、土砂崩れのところや、川が増水して氾濫しつつという場所もあったそうだ。
ついでに、この雨を利用して、車を擦ってみた私。 水洗いしかしてはいけない車なので、土砂降り状態は都合が良かったのさ。
で、今日はお坊さんがお経を上げに来てくださるということで、実家に行った。 1時半だといわれていたのに、実家の前に止まった車には、運転手らしき人が居て、中からポクポク音が聞こえていた。 どうやら、お坊さんの方が私より先に到着しちまったらしい。 慌てて、門を開けると『ゴトン』という音。
実家は、植木好きの父上が居た頃、夏場は特に盛大に草花が氾濫していた。 門には絡みつくツルがあったり、デカい花(植物の名前を覚えていない)が門柱にあったりして、結構気をつけて入らないと危なかったものだ。 しかも、父上は置物も好きで、埴輪やらカエルやらが木々の間に居たりした。 でも、父上が亡くなって。 植木達は長谷寺にお引越しした為、前までは庭というより裏山状態だった庭が、今はスッキリとして、ガーデニングでも始めそうな感じになっている。 和風か洋風かといわれれば、和風だったハズだのに、すっかり洋風状態だ。
それはいいのだ。許すのだ。 だけど、まさか、あいつらまで母上が連れこんでいるとは思ってなかった。 ゴトンと落ちたヤツが何か分かった時のショックは、かなりデカかった。
そいつは、七人の小人の一人だった。
いや、ディズニーキャラクターが嫌いな訳じゃない。 ミッキーとかドナルドとか好きな方だと思う。 だけど・・・ディズニーアニメはダメだ。動きがダメなのだ。 そして、特に何故か私の中で七人の小人は拒否反応を起こすのだ。
例え、あり得ないとは思うが私が庭付き一戸建てを買っても、絶対に飾りたくないものなのだ。 車の後ろに全員集合させているのをたまに見るが、正直、そういう車に私は乗りたくないものなのだ。 かと言って、近所の家みたいに、たった一人だけしか置いてないのは可愛そうになってみたりもするものなのだ。
ともかく、七人の小人だけは、絶対に嫌なんだってーーーーっっっ
どうやら私が落としたのは、門の上に座っていたヤツらしい。 他に、門をよじ登る風にしがみついているヤツと、手をひっかけているヤツと。 雨なのと、あまりのショックによく見ることが出来なかったが、残り4人も居るかもしれぬ。
実家が小人に乗っ取られた・・・
思わず、仏前で父上に心の中で訴えた私であった。
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