| ひどい産婦人科医もいましたよ? |
2008年03月12日(水) |
"お医者さんの数は増えているのに産婦人科医の数は減少している" ということがマスコミで問題視されているのをみていた時に耳に飛び込んできた意見に 「異議あり!」 と、昔のことを思い出しておりました。 「産科に罹る方っていうのは、明るく素晴らしい未来を想像している方々ばかりだから、そこに事故が起こった場合のショックは普通以上なので訴訟問題になっちゃうのでしょう!」 みたいなことを仰っていたのですよ。 お医者様って確かにとっても大変なお仕事だと思いますし、事由の中にはやむを得ないものも多いのでしょうけど、特に産婦人科医はデリケートな部分を診てくださるお医者様だというのに "心無い言い方や態度のドクターもいた!" っていう現実を、コメンテーターやアナウンサーといった方々 (特に男性陣) は、なーんにも判っちゃいないのでは? という気がいたします。
悲しい事故等につながってしまった場合であっても、それまでの対応が素晴らしい病院だったら患者だって "とっても辛いことだけれど今回のことは仕方が無かったのだ" と諦められる部分も大きいのではないかと思うのです。 そう考えられない "何か" があったからこそ、裁判沙汰になんかなっちゃうんじゃ〜ないかな? と、私は自分が受けた過去の事柄と重ね合わせて思うのですよ。 神の手を持つドクターなどと称されてテレビで報道されているようなお医者様たちは "そんなことをしていたら身が持たないでしょう!" と心配になっちゃうくらいに一生懸命に病気に立ち向かっている方もいらっしゃいますよね。 ああいう考え方のドクターばかりだったら、きっと・・・ と想像しちゃいますもの。
だから "単純数だけ増やせばいいと思っているのかな?" というような意見には反対したくなっちゃいます。 たとえば今回、穴埋め要員のような形で配置されたお医者様が、もしも "過去に私が出会ったような志の低い方" だったなら、果たしてそれが患者の為になるでしょうか。 そしてそんなドクターが診療している病院が地域に根付くと考えていらっしゃるのでしょうか。
とは言っても、最近のニュースを見ていると "モラルの低下が甚だしい!" という日本人が多すぎなことも事実ですから、訴えられる医者側のみならず、訴える患者側についても、普通の考え方でものを見てはいけない時代なのかもしれませんけどネェ。 折りしも今日は極小未熟児で産まれた息子の21回目の誕生日。 若かりし日のことを思うと、後悔したり悔やまれることが山のように出てくる私であります。
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