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■ 試験勉強。
やっぱり色々と考えた結果、やっぱり大学は出ておいたほうがいいのかも、という結果に落ち着きそうなダメ大学生てらだです。
ん〜ほんとに色々と考えたけど、親にも迷惑をかけられへんしなぁ、というのが、一応休学を止めようと思った原因になるわけですが。
でもカメラの道を諦めたわけじゃないのでご安心を(誰に?)
むしろ、カメラで何十年も生きていこうと思ってる人間が、大学の4年間を過ごせずにどうするんだこらぁ! と自分に言い聞かせてるだけやけどね。
やっぱりカメラ一本で頑張りたいけど、 そう甘くないと思う社会は。
本田も休学って言うてるし、旅とか出れたらおもしろいかなぁとか思ったけど。
さて、そうとなったら勉強勉強! 今は試験期間中やし、学生らしく勉強しなきゃ!
明日の試験は何々… ほほぅ「近代政治思想史」ね。 これまた難しそうな。 ちなみに1回も講義出てません。ていうか学校にも行ってない不登校生徒でしたから。
何々… さー、明日は休みだし、今日は徹夜で勉強するぞーっ! えーっと、プリントもあるぞー!暗記は得意!何々……?
人間は自由である、という近代的な意識が強まり、それに基づく国家論は、先に見ましたJ.ロックの思想に代表されるように、それまでのプラトン以後に提唱されてきた国家論とは正反対のものとなりました。 かつては、人間は国家によって生きることができるのだから国家に従属するべきであり、国家的な権威は絶対的であり、それだけに、プラトンは国家のあり方を問題にしましたし、中世では、国家的権威は神聖視されました。 しかし、近代の人間の自由な権利(本性として自由であるという自然権)の意識は、国家を国民による契約によって成立するものという認識を生みだし、さらには、国家は人々の間に秩序を維持する責任はあるが、国家の個人への干渉は最低限のことに限られるべきだという主張を生み出しました。 こうして、国家論としての「自由放任(レッセ・フェール)」の思想が芽生えたのです。国家は、集団の安全を脅かされない限り、個人には不干渉であるべきで、国民はあらゆる点に置いて自分の自然権を行使できるという考えへと向かったのです。 近代的自我意識や自己意識は、こうした、社会的形態の変革の中で、自由国家の成立と不可分に発達しました。 経済分野での活動も、社会は最小限度の干渉しかすべきではないということが明確に打ち出されました。 一方、18世紀フランスを代表する啓蒙主義のヴォルテールは、3年間ほど渡英したこともあり、イギリスの自由思想の影響を受けましたが、人間の自由を全面的に養護することはありませんでした。 彼自身は、自由を大事にしましたが、それは啓蒙された知識人だけの自由であり、「無知な烏合の衆」は抑制が取り除かれると危険な存在になり、下層階級の人々には自治能力はないと考えていました。 だからこそ、彼は「啓蒙」ということを主張したのですが、彼の膨大な仕事には、そうした貴族趣味が漂っています。 これに対して、ルソーは真っ向から異議を唱えました。ルソー自身はヴォルテールのようには社会的境遇に恵まれなかったのですが、彼は、すべての人間の自由と平等を唱えました。 彼は、それまでの代表制による政治を廃して、すべての人民による直接民主制に基づく政府を創ろうとしました。彼は、ロックの民主政治の理念を受け止めて、特権階級によって支配されることを拒否し、社会的な事柄の付属物を取り去り、自然に帰ることを主張したのです。 自然社会の基礎は「社会契約」であり、その契約によって、個人の自由は法的に守られるべきで、主権は常に人民にあり、人民からそれを取り上げてはならないと論断しました。彼の『社会契約論』は、そうした主張の集成ですが、その中で、政府は単に人民の意志を実行するに過ぎず、人民はいつでも政府を解散して、別の政府を作る権利を持つ、と語ります。 このルソーに見られるように、近代の思想家の多くは、人間の真の自己は正しい社会集団の中で初めて実現されるのだから、社会は個人の人間の自己実現のために奉仕すべきであり、また、社会は人間が自己実現させるための最善の生活形態であると信じていました。 個人の自由を最も尊重しましたが、それによって非社会的になったり、反社会的になることはなかったのです。人間は仲間と共に生活をすることによってその個性を発揮させることができるのであり、他の人と共に生きることによって、初めて、その自由の意味を知り、他者との間の抑制によって、自由の意味を理解できると考えていました。 だからこそ、正しい社会集団を求め、自由が最も多い集団こそが最善のものだと考えたのです。
………パサッ。(プリントを落とす)
(友達にもらったプリントが間違ってないか内容を確認)
(ため息)
(試験まで何時間か確認しようと時計に目をやる)
(涙目)
………。
とりあえず気分転換にワンピース全巻読破します(32巻)。
2004年01月28日(水)
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