浪奴社員の呟く
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連続ですか。昨日は電話で2時間、今日は眼前で2時間。別にコレ仕事ちゃうんでな、ワシの人としての行為やろうから、疲れたとかしんどいとか云ってられんのやけどな、言葉の上手く伝わらないことの才の無さに、自分で疲弊しとるだけやねんけどな。
気になってる言葉があってな。「オトナは結局説得するだけ」そうかもしれん。ワシもそうなんかもしれん。やけど、説得してるつもりもないし、とどのつまり軌道に乗せなおすことを強いてるわけでもない。それでも、そう感じさせているかもしれんことが、気になってる。やから、余計に言葉が出てこんくなってる。
ワシらしないな。いや、せやないんかもしれん。対等やないさかい、ワシの本気で繋る事が憚られてるんかもしれへん。今出来るんは、話を聴くことと、好きなだけ泣かせてあげることだけなんかな。
表に出てしまった時点で、危ないな、て思ってた。やさかい、それを語った相手もおった。半月を過ぎて、やっぱりこないなった。何でそれを、すぐ近くの大人が、見えているはずの大人が、感じようとせんのやろ。彼女達の言葉は、全く同じで、「すぐ傍の人が、私を知らない。だから、寂しい。」
自分しか見えんのんは、急かしく忙しい世の中のせいでもなくて、それは己の怠惰な日常の投影なんや、て何で思わんのやろ。先生のせい、親のせい、大人のせい、政治家のせい、世の中のせい、そないして結局誰かのせいにして、そうやって自らの存在する環境を放棄してしまうんは、何でなんやろ。
言葉で愛していようと信じていようと、それを語らずにおれんのは、詭弁故の織込でしかなくて、そうあの『優しさ』に気付かせた「あなたは優しいひとだから」に帰結してしまう。そうやって、全てに諮詢して、誠実で真面目で無垢で純粋な顔をこちらに見せる、そんな輩ばかりやから、彼女の涙は果てることなく流れ続けてたんやろ。
善の巣喰うこの場所での最大の汚点は、悪を知らぬこと。善に絆され、悪に逐ちた所行の誰一人救い出せることの成り得ぬを知らぬこと。易々に棚面で艶と薫と彩を添えて、その溝底に鬱積する己の邪を知らぬから、人々の血も涙も啼声も異次の包中にあること。詰り、『人は一人で生きられないからこそ、人は独り』
やっぱりワシは痛まんから、そういうことなら、ワシがこの子達を見ていよう。やさかい、イイ大人は要らん、エェ大人になれ。
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