きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 親子三代

本日の担当:銀吟

Gakuが初節句を迎え、義父が立派な鯉のぼりを仕立ててくれた。
それはもう、我が家にはもったいないくらい見事な代物だ。
大空に見事に泳ぐ鯉たちを見ると感慨深いものがある。

さらに、ボクの実家からも五月人形が贈られて来た。
これはボクの祖母がボクの初節句にプレゼントしてくれたもので
つまり、30年以上前の飾り物なのだ。

飾り台を組み立て、兜や装飾の品々を黙々と飾っているうちに
ふと、自分の父の姿を思い浮かべた。
父は時期が来ると、何も言わずに黙々と飾りをつけていた。
そして時期が過ぎ去ると、また何も言わず黙々と片付けていく。

人形を飾り付けながら、また片付けながら、
父は何を思っていたのだろうか。

子供の頃は立派な人形にも何ら関心を示さなかったボクだが
自分の息子のためにこうして人形を飾り付けているなんて…。




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2004年04月06日(火)
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