今の、私の肩書きを聞いて下さい。



秘書



なんです。
（うわー、ウソっぽ〜い…）



ある日、本部のエラい先生にちょいちょい呼ばれ、


「社長からのお達しで、今日からヤマン(仮)さんは
教室セクレタリー、ということで。」

と。

せっ、
せくれたりー！？

と、両手をホホにあて、まるで漫画のようなリアクションを取ってしまった私です。
こんな風に生きてきた私に、まさかかりそめにも「秘書」だなんていう肩書きが
つくようになるとは思いませんでした。


「秘書検定持ってないですけどいいんですか！？」
「給料は上がるんでしょうかっ！」


などの質問を飲み込んで、その場は


「“教室セクレタリー”だなんて、社長もイキな名称思いつきますねーはははー！」


とかわした私ですが、なんてこたーない、
和訳すれば結局、「教室雑用係」
ということなわけで。
……ええ、ええ。分かってましたよ、勿論。
これからもガンガン雑用頑張って下さいね！と念を押されたわけです。
社長直々に。


何故だか、一度も対面したことのない社長に、私の性質を見抜かれている気がします。


…そして給料の話はカケラも出ず。



常々私の仕事ってバレーボールで言うセッターのようなもの？と思っていました。
要は事務なんですけど、色んな人にボール上げて、アタック打ってもらうような仕事かなぁ、と。
ただ飛んでくるボールが１個じゃない、というのがミソですがね…。

ところが最近もっと言い得て妙な名言を見つけました。
あたしンち９巻より、ハハの言葉

人はだれでもいくつもの皿を
同時に回しながら生きるもの