*ブルーノイズ*
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 「みどり」の告白。2
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ココのあらまし説明をつけてみました。
初めての方・概要を知りたい方などは、
>>コチラからどうぞ。
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 「それって・・・・・カレ?」

心臓をばくばくさせばがら、
「もしかして」の答えのあとに、
自分がどうなるかを
想像しながら。
きいてみた、コト・・・・

(昨日の日記の続きです。)


「あ・ちがうちがうw」

あっさり否定されましたw


その瞬間どんなに安堵したことか・・・



ええ?でもじゃあ、だれ?

次々と名前をあげてみた。
三人目でヒット。
(次々じゃないじゃん。汗)

答えは・・・・・

ケイでした。

「ええ!?」
けっこうびっくりした。

だって、みどりとカレラの接点はあんまりない。
しかも、ケイとの接点もない。
むしろ、

ケイと話してる姿をみたことがあったか?



と、考えてしまった。

「あああ。あんまりないないw」

みどりは笑ってた。
でも、好きなんだって。
すきになっちゃったんだって。

あたしは。
みどりに罪悪感を覚えた。
数秒前まで、
みどりの想い人が、「カレ」であったら。
どうしようかと、おもっていた。
だって、
カレのことが好きだから。
しかも、あたしは立場的に、
それをおおっぴらに話すことはできない。
友達として、「がんばって☆」っていうべきことを、
うその心でいわなくてはいけない。
でも、言える自信もない。

そんなことを考えていた。

でも、
カレじゃなかった。
カレラだった。
カレラのうちの、ケイだった。
そうかそうか、と安心した。
それと同時に、なんて汚いココロなのかと、
自分自身を馬鹿だとおもった。

そういへば。
ちらほらとケイの話がでてきたきもする。
でも、
「そういへば」だけであって、
いわれなきゃ、まったくきがつかなかった。

「aoiには、はなしておきたかった。」

みどりがわらってゆった。
そっかそっか。
ありがとう。

今までの自分を振り返ってみた。
アタシはかまわれることがすき。
かまってくれるひともすき。
だから、
アタシをかまってくれるひとに、
よっていきがちである。
最近カレラとなかがよい。
たびたび一緒させてもらってる。
仕事終了時間がカレラとしょっちゅう一緒になることもあるが。
仕事帰りにお茶したり。
うちで呑んだり。

カレラのなかに、女はアタシ一人。
別にお姫様扱いをされるわけではない。
そうしてほしいわけでもない。
ただ、気を使わず入れるその空間が、
アタシにとってものすごく心地のよいもので。
失いたくないもので。

さらに、最近計ケイともなかがよくなってきた。
クリスマスのこともある。
呑みでもメンバーにはいってる。
メールにいたっては、カレよりも多いいのかも。

それを、あたしはぽろぽろみどりに話してた。
隠すことでもないし。
ランチを食しながら、
みどりに話してた。

・・・いやじゃなかっただろうか?

あたしとケイがどうにかなる、とか、
そういうことではなく。
そんなこととは関係なく。

「今日遊んだ」
とか、
「今日、呑んだ」
とか、
「一日以上いたよw」
とか。

もちろん、アタシとケイの間には、
なんにもない。
あるわけもない。
それは、みどりもわかってる。
それでも、
そんな話をききながら、
なにかしら悶々と考えてしまうことはなかったんだろうか?

・・・・・
アタシだったら、
あるとおもうから。

「関係がどうこう」
とか、
そういうレベル以外のところで、
やっぱりいい気持ちではないから。

「ごめん・・」

なんとなく、あやまってみた。
「あやまることじゃないよw」
みどりはそうゆった。

でもあたしは。
みどりの告白をきいたからといって、
きっとケイとの関係をあへて遠ざけたりしない。
やましい感情はないし、
人間として、ケイがすき。
もちろんみどりもすきだけど。
きっといままでどうりに接するとおもう。
呑みもあるかもしれない。
遊びにもいくかもしれない。
みどりの誘われないところで。
みどりの見えないところで。
それは、
「しってるくせに!」
と、ならないかな。
どうだろうな。
それでもいいの?
と、あたしは聞いた。

「いいよいいよ」

みどりは答えた。
きっと。
あたしがケイと仲がよくても。
カレのほうが好きなことがばれてる。
みどりには。
いや、ゆってはないけど。
「カレのことがお気に入りなんだろうな」
って、思ってるくらいかもしれないけど。
だから、
ある程度安心してるんだとおもう。
それ以外にも、アタシは既婚者だし。
そういう対象ではないから、
安心できる部分もあるんだとおもう。
そして、
ケイとの接点にもなれるから。
アタシは。
だから、
「いいよ」
ってゆってくれたのかもしれない。
デモアタシは、
「100%のきもち」
ではないとおもった。

それでも。

きっとアタシの態度はかわらない。

「大丈夫。へんにほのめかしたり、誰かにゆったりしない。」

と、みどりに約束した。
みどりに「いわないでね」っていわれたわけでもない。
なんとなく、安心させたかった。
そして、自分へのセーフティーラインをつくっただけ。
卑怯なaoi・・・・

だって。
「秘密」は。
秘密は、「知らない」あたしでいるってことだ。
それが秘密を守る側のルールだと、あたしはおもってる。
「知っている」と思われると、ききだされる。
「しっていること」を悟られると話したくなる。
そんなのはだめだ。
「知らない」とおもわせなくてはだめ。
「知っているけど、しゃべれない」、ではない。
「知らないから話せない」んだ。

でも。

「知らない」のであれば、
「いつもの関係」でいい。

きっとこれからのあたしも、
カレラとあそぶことは、たまにあるだろう。
カレラのなかにはケイがいるだろう。
ケイと二人でお店(のみやではないよw)にいったこともある。
友達だから、やましいことはない。
でも、
みどりの気持ちをしってたら、やましくおもえる。
でもそれでそういうのをセーブするのはいやだから。
「現状維持」を実行する、いいわけでもあった。

もちろん、
みどりの気持ちも大切にしたい。
そう思うあたしもちゃんといる。
だって、みどりも大切な友達だから。

でも、
あたしがみどりにできることは、
カレのじょうほうをなんでもかんでも横流しすることでもない。
カレとの接点を不自然にふやすことでもない。

「現状維持」と、
「話をきくこと」と、
「秘密を守ること」と、
「その範囲のなかから、自分にできることを探す」

ことだけだ。

なにかできる、なんておもいあがれないから。
「できない」かもしれない前提で、
「できるならば」を実行したい。






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「・・・なにもないんだよね?」

何気に探りをいれてきたみどり。

「ないないw大丈夫!」

「じゃあ、よし☆」

・・・・
あたし。
みどりがすごく純真にみえた。
アタシはすごくどす黒くおもえた。








2003年01月15日(水)
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