甘い秘密

2007年01月11日(木) 不細工だから見ないで

A氏の振り下ろす鞭での激しい責めが止む

ぐったりとした私の口が堅い物で塞がれた
猿轡だと知り喚きながら激しくもがき
必死にそれを吐き出そうとする

髪を鷲掴みにされ動けなくなり
押し込まれたボールに繋がるベルトが
後頭部でしっかりと固定される

『動くなと言っただろう』

少々乱暴に扱われたショックと
惨めさに顔を背ける
からかうように彼が言う

『下を向いていると涎を垂れるぞ』

今まで何度も断り続け
その度許してくれたのに、何故?
問いたくても言葉を発せない
『あぅう』『ぐぅう』
くぐもった声で呻くだけ

不細工でみっともない 
不細工過ぎて悲しい 
不細工だから恥ずかしい

かすかに鉄の味がする
あまりに激しく抵抗したからか
唇の内側が切れてしまった

絶対に泣くものか
負けず嫌いの自分に言い聞かせる
滲んだ涙を溢してなるものかと努力する

スイッチの入れられたローターをあてがわれ
下腹部のヒクつきが止まらない程いかされて
垂れ流し状態の涎の心配など
最後にはどうでも良い事となってしまった
全てを支配されたいと思ってしまった

シャワーを浴びてベッドに潜り込む

『可愛いな』
彼の一言にドキリとする

『あんなに困らせておいても寄り添ってくるから可愛いな』
思い出し暗闇の中で赤面する

そうっとA氏の手を握り
朝までこうしておいてくださいと微笑んだ






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