甘い秘密

2004年05月19日(水) そのままアダルトショップへ行く

到着したのは大通りに面したお店
普通は裏通りにあるものじゃないのかと
行き交う人の量に足がすくんだ

彼の後について店に入る
笑顔で迎える店員の多さに小さくなる
仕切りのない明るい店内は
誰が何処で何をしているか一目瞭然
幸か不幸か客は単独の男性ばかりだった

ダーリンは下着売り場を徘徊し
パーティーグッズを見てまわり
雑誌コーナーへと移動し
ビデオを眺めた後はDVDを手にしている

ここまで来るのにどれだけ時間が過ぎただろう
まだ店内に並ぶ商品の半分も見てない
アタシはもう欲しいものが何処にあるか知っている
先に見えるそれらを何度も盗み見する

オナニーグッズの展示数を恨めしく思う
目的地はもう目の前なのに辿り着けない
手錠に猿轡に赤い縄や首輪が目に入る

あぁ・・もうすぐそこ・・・

ズラリと吊られた鞭が並ぶ前
ダーリンは私の手を引き素通りし
スカートの裾から手を入れ
濡れ具合を確認し満足気に微笑む

下着をつけずに剃毛されたそこに
ダーリンの指先がピタリと吸い付き
既にトロトロの性器から更に愛液が滲み出す

「そんなに欲しいのかい?」
黙って頷き自分を恥じる

「一人でそこへ行って選んでおいでよ」
心臓のドキドキを顔面に感じる

「良い顔してるよ、いやらしい顔だ」
勘弁して欲しいと唇を噛む

果てしなく続くバイブ売り場を周り
来たかった場所に戻った頃には
少し触れれば簡単にイクほど
クリトリスが敏感になっていた

短いのから長いのや
一本鞭からバラ鞭まで
素材や色の異なるそれは様々で
何を買えば良いのか見当が付かない

・・・パシッ・・・
一瞬何が起こったのかわからなかった
お尻に鋭い痛みを感じ
ダーリンの手に握られたものを見て
胃の辺りがきゅっと縮んだ

・・・パシッ・・・
「試してみないとわからないからね」
次の鞭に身体を打たれて硬直する
私はどう反応するべきなのか
おちゃらけたカップルのように
きゃははと笑い飛ばせば良いのか

・・・パシッ・・・
混乱して身動き取れない私を3本目が襲う
「ちゃんと選ぶまで止めないよ」
太腿の痛みに興奮を覚え声を殺す

レジのほうから店員が歩いてくる
「何かお探しですか?お手伝いしましょうか?」
遠回しに注意されているのだと思うと辛い

「うちのが鞭を欲しいと言うものですから」
「ああ、初めてなんですか?」
「はい、それで何を買えば良いのかわからなくて」
「どのようなものがご希望で?」
「派手な音が出るのが欲しいのですけど」

目の前で交わされる会話に鼓動が高鳴る
予期せぬ展開に溶け込めず
激しい緊張感に頭がぼうっとする

「これなら空気を切る音が・・・」
大きく鞭が振り下ろされる

「こっちは経験豊富な方向きで・・」
動物用かと思わせるほどの大きさだ

「僕は最初はこの種類から始めました」
赤いゴム製のそれを手渡された

突然二人のやり取りの仲間にされた私は
スカートに染みが出来てたらどうしようとか
膝まで垂れてきて見つかるんじゃないかとか
この店員に今から打たれてみたいとか

起こり得ない事がぐるぐると頭の中を巡り
あっぷあっぷしながらも
情けないほど下半身を濡らしていた






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