聞こえよがしに悲嘆をさけぶ
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上巻第三縁・悪事を働く鬼を懲らしめ、逃げた後を追ってみれば死罪にされた奴婢を埋めた辻に行き当たり、鬼は「彼の悪しき奴の霊鬼なり」と分かる。 上巻第十八縁・死んだ息子にそっくりな男が尋ねてきた際に、その親が「若し、死にし昔の我が子のたま霊か」と言う。 上巻第三十三縁・死んだ夫の「みたま霊」を供養している。 中巻第二十二縁・仏像が声をあげたことに対し、仏像と言えども「聖霊」、そこに宿る霊魂がないわけではない、としている。 中巻第四十一縁・転生について語る際に「其れたましひ神識は、業の因縁に従ふ。或いは蛇・馬・牛・犬・鳥等に生れ。先の悪契に由りて、蛇と為りてくながひ愛婚し、或いは怪しき畜生と為る」とある。
下巻第二十五縁・死んだと思われていた夫が帰ってきた際に、妻が「何ぞ活きて還り来れる。若しは是れゆめ夢か、若しは是れたましひ魂か」と言っている。 下巻第二十七縁・髑髏を供養した男の元に、その髑髏の霊が現れ報恩をしようとする描写を「たま霊、牧人の手をと操りて、屋の内にひ控き入れ」と書かれている。 下巻第二十八縁・「痛きかな」と声がしたことを、優婆塞が「其の時に塔の木有り。未だ造らずして、淹しく仆れ伏して朽ちたり。斯の塔の霊ならむか」と疑っている。 下巻第三十五縁・火の君が冥界に行った際に見た、責め苦を受けている古丸という男を供養するため、『法華経』を書写し、「彼のたま霊の苦を」救った、とある。 下巻第三十七縁・佐伯宿禰伊太知が冥界で責め苦を受けている男を見、後にその話を男の妻子にすると「恩ある御霊のために」供養も済ませたが、地獄で責め苦を受けているとは知らなかった、と嘆き悲しんだ。 下巻第三十八縁・景戒が見た夢で「景戒が身死ぬる時に、薪を積みて死にる身を焼く。爰に景戒がたましひ魂神、身を焼く辺に立ちて見れば」とある。
下巻第三十九縁・善珠禅師が臨終の際に飯占を行うと「たましひ神霊、かみなぎ卜者に託ひて」遺言を語り、善珠禅師が生まれかわった大徳親王が臨終の際も、「大徳の親王のたましひ霊、かみなぎ卜者にくる託ひてのたま言はく」とある。 これらを見ていくと、まず大きなくくりとして説話も主に死後の「死後、肉体が失われても存在する」という性質があることが分かる。そして、上巻第三縁・
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