空のむこうにみえたもの
美空:misora



 ひとり言

京都に行きたいなぁ。

そう思い続けて、はや半年。

いや、もっと前からそう思っていたかもしれない。

行こうと思えば、行けない事もない。

行かないだけなのだろう。

そう、行かないだけ。

体の疲れと心の疲れが一気に来てる気がする。

最近は「面」になったと思っていたけれど、

それが仇になっているとしたらどうだろう。

「点」のままの方がよかったのではないだろうか。

「点」であれば、誰とも交わることはなかっただろう。

「面」になって知った・・・受け止めることの辛さ。

所詮は「面」なので誰とも交わってはないないのだけど、

時折、面であるが故の寂しさを覚える。

交われない事の苦しさを痛感する。

掴みきれなかった「自由」という名の大空。

今でも追いかけている誰かの背中。

どこまで行けば終わるだろうか。

この場所へいると決めたはずなのに、

心は飛び立つことを求めている。

どこへ行くというのだろうか。

何を探しているというのだろうか。

闇に隠したままの心の欠片を繋ぎ合せたら、

もう、今の私は居なくなるのかもしれない。

何かを犠牲にして誰かを傷つけて、

自分の幸せだけを求めることができるなら・・・

この心の闇を消せるのかもしれない。

中途半端な自由が私を現実に縛り付けている。

年齢と共に積み重ねてきた経験と知識が現実の枠を作り出す。

理性という常識的な自分が暴走しそうになる感情を留めている。

もしも愛する人の傍に居れるなら、

永遠に尽きぬ命と引き換えにその運命を受け入れるのだろう。

一人残される寂しさと引き換えに、

束の間の幸せを手にすることができるなら、

私は残されることの寂しさを受け止めよう。

私だけが残され続け愛する者だけが去り続ける。

どんな哀しみをも受け止めよう。




疲れている。
そう言ってしまえばそれまで。
心が感じた孤独。
傍にあり続ける者への労りを忘れた瞬間。
後悔と無念が交差する。
何をやっているのだろうか。私は。

2005年06月04日(土)
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