一色達夫の日記

2008年05月23日(金) 土の匂いのしない システム農学会in西条

23日から25日の三日間。西条市で「システム農学会」が開催されている。
私は、この「システム農学会」という組織に何の意見を持っている訳ではないが、平成20年度西条市一般会計予算に提案された開催のための予算に反対した。

2008年春季大会を誘致して、地域活性化を図るという政策的判断なのならば、やりたければやればよい。
だが、その誘致にかける予算と市職員の時間と労力に見合う効果が、地域にとって妥当かどうかは議員の目でシビアに判断させてもらう。

今日、13時から西条市総合文化会館小ホールで開催された「システム農学会」を17時10分まで聞いていた。
結果、やっぱり私がこの予算に反対したことは妥当だったと感じた。

表題に「土の匂いのしない」と書いたが、参加者の顔ぶれに地元農業者の姿が見えない。西条市がサイクスを中心として鳴り物入りで取り組む食に関する様々な事業で、ちょくちょく見かけるおなじみの顔ぶれが主。それと、明らかに「システム農学会」会員と見える方々に、地元高校の生徒と職員。
圧巻は、市幹部職員の総動員。事務局の企画と商工職員を合わせて計280名程度の参加者。

今回の学会誘致を名目とした予算は30万円だった。

3月議会での予算審議のおり、私が質疑したのは、「この学会の開催における総予算はいくらか」というもの。答えは45万円とのことだった。
続けて、「総予算45万円のうちの30万円を西条市が出すということは三分二の負担だが、この補助金の算定根拠は」との問いに担当者は明確に答えられなかった。
この「補助金算定の根拠が明確でない」ことが、私の予算反対討論の趣旨である。が、私の本心は、市長が進める食に関する事業だということで、ある種の匂いを感じたことが一言発した理由であった。

3月議会での所属委員会での予算審議の過程で、私の質疑における疑問から反対討論で取り上げた項目は、企画費が4項目と商工費が6項目。この反対した事業については、その後の推移を注目している。
自分の判断に納得いくかどうかを検証するのは、議員として当然の仕事だ。その結果において自分の判断に狂いがあれば、反省して次につなげる作業を繰り返して、初めて議員の仕事が完結する。

17時10分。「地域から見つめる{食}と{農}のいま、未来」というテーマとはおよそソグワナイことに時間を費やす発言者に、参加者の怪訝顔。どうにもいたたまれなくなり、席を辞した。

この学会開催関連の予算。表向きは補助金30万だが、外に、3月31日に愛媛新聞の10面に広告を出した費用が150万円ある。
調べれば、他の項目で計上している予算をこの事業に使っているものがあるだろう。例のサイクスを介してしか連絡ルートが無いという有名大学の教授の顔も見かけたが、どうなんだろう。

大会に関係するもののなかに、農の未来について希望がもてるキラリと光るものがあったことが、せめてもの救いだ。


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