一色達夫の日記

2008年05月07日(水) 「父母状」について

1月30日に開催された「西条新居浜市議団市政協議会」での講演で、三木秋男さんが資料の中で示してくれた「父母状」について発信しておかないといけないと思う。
その理由は、西条市民のDNAに組み込まれている、思考回路の状態について評論しておかなかればならないと考えるからだ。

進取闊達、改革思想、現状打破等々の言葉で表される、人間社会の生業のなかで常に刷新していかなかればならない行動パターンについて、この地域ではないがしろにされていると常々感じる。
それが何処から来ているのかと漠然と感じながら過ごして来た私だが、三木さんが提示した父母状を見て「おおこれなのか」と気づかされた。

「父母状」とは、江戸時代この地域を治めていた西條藩松平家が、本家の紀州藩で使っている「お達し」を西條藩でそのまま使っていた文章。

久門家文書に
年々正月初寄り会いと唱え、伍長以上の百姓を庄屋の元に集め、先年中納言様より彼方(紀州家)御領分へお下しなされ候御書則(父母状)を、此方(西條)にても軸物にして村々へお下げ渡し相成りおり候、右御書則を第一に読み聞き、しかるのち、その年中に施行すべき事業の可否等を協議するを恒例とす。
と記されているそうだ。

つまり、「紀州家からくれたお達し状を、何かの寄り合いを始める前には必ず読め」ということ。

「父母状」
父母に孝行 又 法度を守り、へりくだり、おごらずして、面々家職を守り、正直を本とすること、誰も知っていることだが、常に下に教え聞かすこと。(三木さんの解説にもとずき少し要約している)


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