日曜日の夕方、公民館で村の忘年会があったんだけど、二次会の流れでみんなが社務所に来てくれた。総勢15名くらい。
お下がりのスルメをお神酒に浸しておいて、みんなが来てからさっと炙ったら、いい具合に柔らかくなって、大好評であった。
ビールはたらふく飲んできたようなので、お神酒の立山をコップ酒にして呑み始めた。燗をするためにバタバタと台所に出入りするよりも腰を落ち着けて飲めるようにと、みんな冷酒で飲んでくれる。
今回は、柚子の皮を指で剥いて、きれっぱしを入れた。 その柚子というのはありがたいことに、どなたか参拝客の方がご神前にお供えしてくださった物をお下がりとしてみんなで頂いた。 柚子の香りが高くたち味もまろやかになってとてもおいしい。本来の立山の味もおいしいけど、ちょっと一工夫したアレンジ酒を飲むのもまた楽しい。
わいわい遅くまで飲んでいた。何を話していたかも記憶にないけど、とにかく楽しいお酒だった。
翌日は仕事ということで、みんな三々五々帰り始め、残ったのは子供のころからずっと一緒だった幼馴染二人。玄関先までお見送りに出たら、夜風が気持ちよかったので、そのままアルコールを抜きがてら徒歩10分ほどのところにあるコンビニまでわいわい歩いて行った。
昔の思い出話をしながら、50年前にタイムスリップ。 子供時代に、夕陽を見ながら遊んだり、一番星見つけ! とか、虹を見てはしゃいだりとか。いまだに自然の中で天真爛漫でいられるのは、彼らと幼少時代をピュアな気持ちで過ごしたからだと思う。私の人格形成のもとになった彼らの存在に感謝の夜でした。
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