ベッドの中で見る「夢」というのは、もろ潜在意識の表れなのだろう。 起きがけの夢が記憶にあるうちは、自分なりに精神分析をしてみる。
危なっかしいことをもくろんでるんだな……というときもあるし、そこまで誰かを想っていたのか……と思うときもあるし、くだらないことを考えて生きてるんだな……と思うこともある。
で、私が見る夢のタイプには、2通りある。
一つは、一般的な自己の潜在意識の表れの「夢」の世界。 これは本人の意識が、寝ている状態で見るものなのだろう。
もう一つは、自分の意識が幽体分離しているとき。 つまり、寝ているときに魂が肉体から離れること。
現実ではない次元で、自分がいろんなことを体験している。 それが、夢となってあらわれているらしい。
そして、目が覚める直前に、ベッドで寝ている自分の身体に幽体がすっと戻ってくる。時々、半覚醒状態の時があるので、抜け殻状態の肉体に意識が戻ってくるのを感じることがあるのだ。
例えば、今日の夢がそう。
* * * * * * * *
大学のキャンパス内で、人待ち顔の仲間がいた。 いそいそと近寄っていって、話し掛けてみた。
「ヒトミちゃん」と待ち合わせなのだという。 え?! あんたにヒトミちゃんっていう彼女いたっけ? はつみみー。まぁいいや、どうだって。じゃ、ばいばい〜と手を振る。
私は自分の愛車、赤のアルファ・ロメオで郊外へドライブ。
それにしても、一体、ヒトミちゃんって誰なんだ? 気になるではないか。 苗字も教えてくれたけど、自分の交友関係にない名前だったから、すぐに忘れてしまった。
一体、誰なんだろ、そのヒトミちゃんって……。 あの娘でもないし、この娘でもない。どこで出会ったどの娘だろ? ハンドルを握ったままずーっと考えていた。うーん、気になる。誰なのさ。
アルファを延々走らせた。 そのうちあたりが真っ暗になって。いつしか、ふと眠くなって。 つい目を閉じた瞬間、「危ない! 正面に壁があるぞ!」という仲間の声。
即座に急ブレーキ! 停まれ! 停まれ!! 停まれーっ!!! うわっ、壁に激突するー!!!!
って直前、私の幽体がベッドの上の私の肉体に戻ってきた。 夢では、激突もクラッシュもせず、ちゃんと停止したようだ。
私、ベッドで寝ていても、幽体全身にブレーキの「慣性の法則」が働いていたのか、膝から下がまだ前に進もうとしている。ヘンな感触。
* * * * * * * * *
でも、ヘンな夢。
それにしても、ヒトミちゃんって一体誰? なぜにキャンパス、あの時代? 車は現在、所有のものだし。 激突しそうだったけど、何かに守られた? 寝ながらにして、慣性の法則?
夢は夢なのだ。ありそうな話だけど。
私はあれほどまでにヤキモチ焼きだったのか? ふーん、自己発見。 キャンパスが舞台ということは……「オレンジ・デイズ」に感化されすぎ。 寝る前に、安全運転しないと……ってちらっと思ってたしな。 こうして幽体分離をした自覚があるということは、今朝はよほど神経が冴えていたのだろう。独りで夜中の3時まで考え事してたからな。
でね、幽体分離した次の朝って、とっても目覚めがいいものなんだよ。
|