大学を卒業するとき、年輩の方からいわれたことがある。
「貴女はストレスが溜まったときに、自分なりの気分転換の術を持っている。それはやがて、貴女の心の財産になるでしょう」と。
学生時代、私はストレスというものがどういうものか知らなかった。 だって、毎日、楽しく元気に暮らしていたんだもん。 多少の悩みぐらいはあったかも。コイとかヒラメ(?)とか。 でも、悩みなんてとるに足らないものであって、精神的に負担になるストレスとは質が違ったはず。
ストレスというものは、社会人になって初めて覚えた。 本格的なのは、子供を産んでからかな。いわゆる育児ストレス。
確かに、私はその都度、ストレスをためまくることなく切り抜けてきた。
でもときどき、うまくいかないこともある。そのストレスの発散の仕方をちょっと忘れてしまうことがあるのだ。 多分、今がちょうどそういう時期なのだと思う。
昨日は運動会だった。 今日は、ちょっと下半身に筋肉痛が残ったけど、それでも頑張って、お昼に一人でゴルフの打ちっぱなしと買い物に行ってきた。
午後から、急いで夕食のカレーを作って、これから家族全員でミュージカル「キャッツ」を観にいく。
そんなに忙しいならストレスを感じる暇もないでしょう・・・と思われるかもしれないけど、さにあらず。何だか慢性的に心に爆弾を抱えているのだ。
それでも、私はやっぱり気分転換の術というものを身につけているらしい。
今日、買い物先のショッピングセンターで、ドイツ語で声をかけられた。 ドイツ人の集まりで知り合った女性だった。近いうちに、一緒にお茶を飲む約束をして手を振った。
それまで八方塞に思えていた世界が、急に開けてきたようにかんじた。彼女と言葉を交わしたことで、共通の知り合いのことも思い出し、また連絡をとらなっきゃ・・・と思い始めた。そうしたら何だかうきうきしてきた。
なぜだか知らないけど、今までの私、家にこもりがちで誰かに連絡をとってみようとすら思いつかなかったのだ。
社交的な人が、ここんところ社交的じゃなくなかったからこんなにも息苦しかったのか。
私の心の財産とは「社交性」なんだろうな。きっと。
大切にしなっきゃ、私の心の財産。ずっとこれからもね。
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