薔薇園コアラの秘密日記

2004年05月25日(火) ぴかぴかの家

 今日から、新しいお手伝いさんがきている。

 ささっと家の中を見て、「これはいかん!」と思ったところから、取り掛かったようだ。

 まずは清二の部屋の私のスポーツバッグが積み重ねてある一角。そこはぐじゃぐじゃなのが自然体だったから、整頓しようとは思いつかなかった。埃もすごかった。

 それから、理人の部屋の二段ベッドの下。今までのプリントや教科書類が入った箱が、つぶれてぐじゃぐじゃになっていた。埃まみれ。

「パニ・ユーコ、ココ、ナントカシテクダサイ」

というので、何とかしないといけない。いらないプリントは捨て、昔のお絵かきと教科書と日記を残すことにした。

 理人が幼いころに描いた絵は、ほとんど保存してあるのだ。
 おもしろい絵を描く。あ、この子は柔らかい頭を持っているなぁ・・・と思いながら幼少期を見守ってきた。ぬきんでた画の才能というのではないけれど、なにがしかの思考力を持っている画なのだ。

 子供部屋で、理人が描いた一枚一枚の絵を眺めて思い出に浸っていた。
 そのときの生活がそのまま絵の中に表現されていた。
 飼っていた猫、大切にしていたぬいぐるみ、近所の工事現場にいた作業車。何枚か昔の同僚の娘さんがかいたものも混じっていて、ついついまなじりが下がってしまった。

 日記も出てきた。二年生の頃の日記。毎日、素直でかわいいことを書いている。まだ一人では文章がかけなかったので、私が助けた形跡がある。口頭で感じたことを言わせ、私が書き取り、それを理人が清書したものだ。

 時間を忘れてページをめくった。
  
 その間にも着々とお掃除はすすんでいった。

 新しいお掃除のおばさんは、掃除のコツをよくわかった人で、とても有能な人のようだ。

 家がぴっかぴか。
 マンガで描いたら家中ぴかぴかマークでいっぱいになるくらいだよ。


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祐子 [MAIL]

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