先週末、主人が腰の激痛を訴え、今週いっぱい会社をお休みした。 日本人のマッサージ師によると、「椎間板ヘルニア」ということだった。 この厳寒のなか、きっと慢性的な疲れが腰にたまったのだろう。 腰痛は持病でもあったけど、これだけひどいのははじめてのことであった。
そのマッサージ師のところで、足のつぼを棒でぐりぐりされるんだけど、本当に痛そうだ。あのパパがよく無抵抗で言いなりになっているもんだと思う。 不思議なことにマッサージの度に、腰が少しずつまっすぐになっている。 効き目がわかるからぐりぐりの痛みを我慢しているのだろう。
昨日で4回目の通院だった。 予約の時間がちょうど子供たちの帰宅時間だったけれど、 「パパとママは医者に行っています。自分でかぎをあけて入ってください。すぐに帰るからね。ママより」 と玄関ドアに伝言して出かけた。
時々、外出先から私の帰宅が間に合わないことがあるので、理人のランドセルの中に鍵を持たせている。いつもはそれで問題はなかったんだけど、今回に限り、鍵が入っておらず、家の中に入れなかったようだ。
たまたま、隣に新しいオフィスが引越ししてきており、運良く大家さんが居合わせたらしい。理人が片言英語で事情を話し、大家さんから連絡を受けたパパの秘書が私に連絡をくれた。帰りの大渋滞のなか、大慌てで、できるだけすっ飛ばして帰った。 おぅおぅ、理人、清二よ、不憫なことをしてしまった。
小4の理人は、鍵を持ち合わせていなかったのは自分の責任でもあるし、冷静沈着に対処して、私たちの帰りをガレージで待っていた。お兄ちゃんでもあるし。 弟の清二は、まだまだ2年生だし、おろおろして泣いていたようだ。(こういう性格はママ似)途中で涙が乾いたっていってたけど。 「ごっめーん、理人、清二、すっかりおそくなっちゃって・・・」 私たちは急いで、上のフロアに行き、家のカギをあけた。
ランドセルを家の中に運び入れ、理人の第一声。 「やったー、やっとゲームができる!」
ふっ、ママたちの帰りなんて、そんなもんだったのかい・・・。
|