life
ゆん



 ヤキモチじゃなかった

あたしがPCを始めてから配偶者は機嫌が悪くなった
ネットで面白そうな掲示板を見つけてからは、そこでのおしゃべりが楽しくて
空いた時間は全部ネットで書き込みしたり読んだりして楽しかった
結婚してから学生時代に出来た友達とは疎遠になってて
他愛ない事を話せる人がまったくいなかった
それと子供を産んでからは、時間的な余裕も無かったから
こっちから連絡する事もしなかった
日々の不満はたまる一方だった
そんな時にネットで自分と同じ様な気持ちの人と話せるのがうれしかった
かなりの時間を費やしてたから、それで配偶者の機嫌が悪いんだと思ってた
実際、そう言ってたし・・・

でも、そうじゃなかったんだってわかった
配偶者はあたしにヤキモチ焼いてたんじゃなくて
自分の所有物のあたしが自分より楽しくする事が気に入らなかったんだ
自分も一緒に楽しんで同じように楽しいのなら許せるけど
自分の知らない所で、自分より楽しいのは許せない
だからってあたしの好みに自分を合わせようとはしない
理解あるように振舞って腹の中ではいつも腹立ててたんだ

あたしはちゃんと話を聞いてくれる人と話す方が楽しいからのめりこむ
配偶者には期待や望みを持たないようにあきらめる事が増えるだけ
そんなあたしにむかついてたんだ
自分は何もしないで・・・
そんな配偶者をヤキモチ焼いてると勘違いしてたあたしが馬鹿だった

配偶者の浮気を知った時、すごく気持ちが落ち着かなかった
その気持ちを
「自分の所有物が勝手な事したから腹が立つんだ」
って言った人がいたけど、まったく違った
今なら気持ちの整理が出来てるからわかる
配偶者の裏切らないと言う言葉を単純に信じてた気持ちを
簡単に裏切られたとわかってすごくショックだったんだ
それまで、裏切らないを最後の柱に嫌な事山ほどを我慢して来たから
それまでの我慢は、ただの無駄とわかって力が抜けてショックだった

相手を自分の所有物と思ってるのは配偶者の方だった

2003年03月21日(金)
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