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■ 自分のためだけ
親だけは子供を信じる
ドラマとかじゃ、これが当たり前の様に言われるみたいやけど
これがどれだけ裏切りに耐えなくちゃならない物なのか知らなかった
母親って家族に裏切られ続けて、それでも笑いながら仕事を続けなくちゃならない物なんだ
それが母親として当然なのかもしれない
あたしの認識が、甘いのかもしれない
あたしが子供として実家に住んでた頃
今の子供達と同じ事をしてたのかもしれない
母を裏切り続けてたのかもしれない
自分に都合の悪い事は覚えてないからね・・・
それでも、親を悲しませないように色々と我慢もしたし気も使った
大学受験の頃、親が暗黙に
「進学しないで働いて家に金を入れろ」
と言ってるのがすごくわかったから
親が納得する進学理由を考え抜いた
友達を作りたいとか新しい世界を見たいとかもう少し遊びたいとか
そんな理由は絶対だめだとわかってたから
一応、もっともな理由を見つけて受験に向けて勉強を始めたけど
どうしても音楽を続けたくなった
普通に進学するだけでも無理に、なのに音楽なんて絶対無理だとわかってた
お金もどれくらいかかるかわからないし
音楽を勉強したからと言って働くのに有利だとは、思えない
自分で自分を追い込んで、うつ病になった
母は色々な所に頼ってあたしを何とかしようとしたけど
心が傷ついてるとは思ってないので最後には自分の信じてる宗教にしか頼らなかった
立ち直ったのは自分で
誰も助けてくれなかった
それからは親に対して、子供だから我慢するとかをやめる事にした
だから
自分の子供には、あたしの考えを押し付けたりしないようにしようと努めて来た
あたしと好みが違っても、それはこの子の個性だから反対しない
でも、人間としてしなくちゃいけない事、共同生活するために守らなくちゃならない事
自分の健康のためにする事とかは、迷惑な顔されても言い続けた
それが嫌みたい・・・
「うちの子、全然言う事聞かないんです」
この言葉が頭の中をぐるぐる回ってる
そんな物なのか・・・親なんて
嫌がられて、がんばるのに疲れました
これからは見てるだけにするつもり
助けてと言われた時だけ助ける
余計な事はしない
自分の事だけする
自分のためだけ
2003年03月06日(木)
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