2013年07月14日(日)  遊民谷の旅人から住人へ

「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」というワークショップで知り合った音楽家の小室ひろさんと仲間たちが群馬の赤城山近くに立ち上げた(そして日々進化中の)「遊民谷」。そこで「アースガーデン」と銘打ってマルシェとコンサートが開かれると聞いて、娘のたまと遊びに行ってきた。

電車を4回乗り継いだ最寄り駅から、さらに車で15分。

ここは日本なのか? 
ここは平成なのか?

そんな俗世間から切り離されたようなピースでアースで「わっしょい」なパラダイス。

最初は「この輪にどう入っていこうか」と面食らったけど、その輪はしなやかで、はじめましてのよそ者を自然に仲間に入れてくれた。

ステージでは途切れることなく歌と踊りが。





ステージの後ろの木は自然のクローゼット。なんだか、とっても幻想的。お話が生まれそう。


きゅうり。ラーメン。紅ほっぺのスムージー。メロンパン。チョコベーグル、カレー……。


日本の人なんだかどこの国の人なんだか謎のオーラを発している人。「なに人?」と聞いたら「遊民谷人」と答えそう。いや「遊民」かな。隣のお店の店番が留守で、かわりにお会計をしてくれた。


ぶら下がってる竹の笛(竹ボラというらしい)を片っ端から吹いてみて、「なったよ!」と声を弾ませる、たま。そこかしこにちりばめられた遊びに、子どもは真っ先に気づいて、まっすぐに飛びついて、じょうずに楽しむ。


子ども同士が打ち解けるのは、あっという間。仲良くなった女の子たちとたまは、木と木の間に渡したハンモックで、ゆらゆら。ブランコごっこした後は、持って行った絵本『わにのだんす』 hを読み聞かせ。色とりどりの旗がはためく遊民谷に、カラフルなわにがよく似合ってた。


ジャングルのスコールみたいな突然の土砂降り。きれいだった。


同じ頃、イベントで使いすぎたのか、トイレの水が流れなくなる事態が。あれだけ降っても、バケツにたまった雨水は、わずか。「もっと雨水を有効に使う方法があれば」「トイレ問題どうしよう」と議論する運営スタッフのみなさん。

「貯水タンクの容量をふやすべきか」
「ダメよ、そしたら原発と同じ。どうやって水を節約できるか考えないと」

エコでアースでピースな遊民谷。
ここは日本。
ここは平成。
でも、いつもの生活とはずいぶん違う空間と時間。

知らない場所のような、でも懐かしいような。

はじめて会う人の練習するアコーディオンに合わせて、たまは歌い、
はじめましての人と寝袋を並べて眠る。

すこしずつ、すこしずつ、旅人から住人へ。

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