2009年08月30日(日)  朝ドラ「つばさ」第23週は「旅立ちのうた」

25日の火曜日に開設された公式掲示板(公式サイトトップページからどうぞ。書き込みもぜひ!)でも賛否両論の「つばさ」。否定的意見もしっかり載せる潔さにもチャレンジを感じるが、わたしのまわりでも「ついていけない」派が少なからずいて、そんな人たちには、「観続けていたら、きっと面白くなるから!」と言い続けてきた。その甲斐あって、踏みとどまってくれた人や舞い戻って人たちが、今では「あと一か月で終わっちゃうの?」と淋しがってくれていたりする。

わが家にも脱落者が一人いて、放送開始時2才8か月だった娘のたまは、「ちゅばさ、きらい」「シーザーきらい」「いないいないばあ、みるー」とテレビの音量をかき消していた。それをあの手この手でなだめすかすこと数か月。7月に会った同い年のアオチンが主題歌を歌い「ゆうかちゃん、かわいい」などと言うのを見て、一気に歩み寄りを見せ、「きょうは ゆうかちゃん でないねー」「ラジオぽてと」などと口走るようになった。第22週で登場した「川越〜チャレンジ〜イエイ!」のジングルを気に入って口ずさんだかと思うと、「たけちゃん、ちゅばさのおとうさん」とまで言い出し、急成長。

3歳児にも毎日の視聴習慣が継続は力なりになることがわかったけれど、「つばさ」は第1週から巻いてきた伏線をどんどん刈り取っていくので、ずっと観ている人にとっては、「あれはこういう意味だったか!」と発見する楽しみがある。今後はさらに回収率が上がるので、乞うご期待。

ところで、昨日、浅草サンバカーニバルの打ち上げを抜け出したご近所仲間のミキ嬢からゴキゲンな電話があった。会社のサンバチームの応援に行っていたらしいが、「うちのチームの指導してるブラジル人ダンサーが、前に朝ドラで西城秀樹さんと共演したことがあるんだって。朝ドラつながりで今井さんに電話しちゃった」と言うので、「それって、つばさの第19週に出てたビバマリア役のアンドレアさんじゃない?」と言うと、「ええっ、前って言ってたけど、今の朝ドラ?」と電話の向こうで動揺するミキ嬢。「ごめん。その週観てない」と言い訳するので、「っていうか、西城さんが出てるといえば、つばさでしょう」と突っ込むと、「ぎゃーどうしよう。ほとんど観てないのバレちゃった」。うろたえる酔っぱらいミキ嬢に「つばさを観てたら、もっとテンション上がったのに、もったいない!」と言うと、「サンバだけでもすっごく感動したのに、もっと感動できたのかあー!」と酔いにまかせて悔しがっていた。

さて、西城さん演じる斎藤は、第22週でラジオぽてとが念願の広場になったのを見届け、明日からの第23週「旅立ちのうた」で川越を出て行くことに。回を追うごとにどんどんカッコ良くなるヒロリン。打ち上げで間近で拝見したご本人も、タダ者でない渋さで、スターの貫禄。ヒロリンファンの皆様にはたまらない週となるはず。しかし、旅立つのは、ヒロリンだけではなく……。

この週のあらすじを聞いて思い出したのは、はるか20年以上前、中学生だったか高校生だったかのときに観た『ファミリー』という洋画。母親の死期が迫った兄弟姉妹が次々と里親に引き取られていく話で、一人去るたびにハンカチ一枚分ほど号泣し、涙を拭く布がなくて困った記憶がある(調べてみると、1983年アメリカABCで放映。日本ヘラルドで配給)。ハンカチ四枚もしくはそれ以上をご用意して、どうぞ。演出は初登場の松川博敬さん。

続く第24週「あなたを守りたい」は再び今井雅子のクレジットが毎日出る増量週間。冨士眞奈美さん演じる城之内房子のラジオぽてとへの揺さぶりが激しさを増し、最終週へ向けて、ますます目が離せない展開に。どうぞ最後まで見届けてくださいませ。

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