2009年03月16日(月)  子ども靴もネットで

娘のたまの新しい靴が必要になった。これまでは、お祝いとおさがりで間に合わせ、普段履きの靴を買ったのは、麻布十番の商店街の靴屋で見かけて買ったカレーパンマン靴の一足だけ。その辺の店に売っているだろうと軽く考え、先週末に子守をしてくれたダンナ父に「お散歩がてら、いい靴があったら」と買い物をお願いした。ところが、土日をかけて探し回ったものの、デパートでは高級過ぎ、下町の店では靴下しかなく、そのうち「キティちゃん!」とたまが主張し始めたが、スーパーの靴売り場にはアンパンマンしかなく、手ぶらで終わってしまった。

これでは子ども靴が見つかる前に大人の靴がすり減ってしまう。どこでキティちゃんの靴を買えるのかをネットで調べようとして、「そうか、ネットで靴を買えばいいんだ」と思い至った。試着したほうがいいのだろうけど、これまでだっていただいた靴ばかり履いてきたのだ。ヤフオクで「子ども靴」を検索すると、これでもかの品揃え。「14cm」に絞り込んだ中から「新品」で即決価格が手頃なものを探してみると、わたし好みのオレンジと水玉の組み合わせを発見。一目惚れした瞬間、キティちゃんのことを忘れ、即決価格で落札する。送料(390円)とカード決済手数料(105円)を足しても市販価格よりおトク。出品者の「お子ちゃま倶楽部」さんは個人ではなくオークションストア。北海道から発送された商品が数日後に届き、箱を開けてみると、画像で見た以上にかわいい色合い。たまとのお見合いも成功し、早速家の中で履いて、キティちゃんのキの字も出さずにうれしがって歩き回っている。

身につけるものをネットで買うといえば、返品OKの通販サイトで目に留まったものをまとめて買い、とっかえひっかえ試着した上で気に入ったもの以外を返品するという達人ワザもあるらしい。今のわたしが何よりも欲しいものは時間で、店まで出向かずに買い物ができるのはありがたいのだけれど、人と会わないでモノを手に入れる便利さに慣れてしまうと、店員さんとのやりとりが億劫になりそうな気がする。面と向かって言うストレスを避けてメールで済ませるように、自分も世の中もどんどん対面指数の低い方向へ流されていくのではないか、とふと不安になる。

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