2008年01月27日(日)  マタニティオレンジ228 クリスマス・クッキーハウス解体


クリスマスが終わって間もなく一か月。わが家でいちばん寒い玄関に置いてあるクッキーハウスが目に入るたび、そろそろ解体しなくてはと思っていた。ようやくわたしの仕事が一段落し、今日決行することに。ダンナの両親に声をかけ、大人四人が見守る中、紙を敷いた上にクッキーハウスを置いた前に娘のたまを座らせ、「さあ、たま、好きに壊していいよ」とビデオとカメラを構えるが、たまは身じろぎもせず固まってしまう。壊して困るものには手を出すくせに、壊していいよと言われるとどうしていいかわからない様子。わたしが壊し方の手本を示すが、真似る気配はなく、「もったいないじゃない」と言いたげな視線を向けてくる。仕方がなく、大人たちが寄ってたかって壊すのをたまが茫然と見守るということになった。屋根を壊した家に瓦礫を入れる作業には、たまも参加。パズル感覚で楽しんでいるように見えた。

クッキーハウスを建設して贈ってくれたミキさんからは、「ごめんなさい。あの家に入るにはスモールライトが必要なんです。でも、なかなか手に入らないので、ご自分が家の中に入るには、家をご自分の中に納める方法をおすすめします。自前の袋(=胃袋)をお使いください」というチャーミングな追伸メールがあった。ひと月経っているので大丈夫かなあとおそるおそる口にすると、少々湿気てはいるけれど、いいお味。でも、さすがに子どもの口に入れるのはやめておこうとなり、大人たちが頬張るのをたまは指をくわえて見物となった。

「しかし、これを作るのは大変だねえ。気持ちがないとできないことだよ」とダンナ父はしきりと感心。ほんと、その通り。仕事一色だった去年のクリスマスにクリスマス気分をもたらしてくれ、年を越しても楽しい時間をプレゼントしてくれたクッキーハウスとその作者のミキさん夫妻に感謝。もともとはわたしの本の読者という出会いなのだが、ミキさんから贈られたお菓子の家(たま11/12才ケーキバージョン)が、わたしの新たな作品を生み出すことに。その作品については、近日お知らせします。

2007年12月16日(日) 以心伝心クリスマスギフト
2007年7月31日(火) マタニティオレンジ153 クッキーハウス解体イベント
2007年7月22日(日) マタニティオレンジ148 ダブルケーキに仰天!たま11/12才

2007年01月27日(土)  マタニティオレンジ65 赤ちゃんの集客力
2005年01月27日(木)  石井万寿美さんとお茶
2004年01月27日(火)  映画『問題のない私たち』(脚本・監督:森岡利行)
2002年01月27日(日)  詩人

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