2007年08月11日(土)  マタニティオレンジ156 誰に似ているのか「顔ちぇき!」

娘のたまが生まれたとき、誰もがわたしに似ていると言った。狭い産道を通り抜けてむくんだ赤い顔は、二日酔いのわたしによく似ていた。ところが、顔の腫れが引いて「かわいい」と言われる回数がふえるのに反比例して、わたしに「似ている」と言われる回数が減っていった。先日もたまを抱いて信号待ちをしていたら、「あらかわいい、お人形さんみたいねえ」とさんざんわたしに話しかけてきたおばさんが、最後に一言、わたしの隣に立つダンナに向かって「お父さんそっくり」と言い放った。母子二人で出かけているときは、「かわいいですねえ。パパ、かわいい顔しているの?」と逆算され、母としてはとても複雑な気持ちになる。子どもがほめられるのはうれしいが、自分が過小評価されるのは悲しい。

新聞の整理をしていたら、7月13日付の朝日に「顔ちぇき!」が大人気という記事があった。携帯メールで顔写真を送ると、1000人ほどの有名人の顔写真と照合して誰といちばん似ているかの結果が返信されてくるというもの。会員登録は不要でメールのやりとりだけでサービスを受けられる手軽さが受けているのだとか。これで、たまとわたしの写真を送って、同じ有名人に似ているという結果が出れば、母子が似ているということになるのでは。早速たまの写真を送ってみる。似ている人は女に限定しないmixiを選ぶと、「水川あさみ 47% 小沢一敬 44% 高橋愛 43%」という結果。水川あさみ似と思ったことはないけれど、美人女優に似ていると言われて悪い気はしない。写真が違うと結果も違うんだろうか、と最近の他の2枚を送ると、「清木場俊介 46% 上野樹里 45% 阿部サダヲ 45%」「森迫永依 43% 水川あさみ 42% 小西真奈美 42%」と結果はまちまち。延べ9人の名前のうち、かぶっているのは水川あさみだけ。じゃあ、あの写真はどうだろう、と送りつけるうちに、送信ボックスと受信ボックスが「顔ちぇき!」だらけになった。記事と同じ時期のアエラの広告には「中高年もはまる『顔ちぇき!』」の見出しがあるが、世間よりひと月以上遅れて、わたしもはまった。(8月27日追記:記事の時点では「累計利用者3万人」となっていたが、携帯サイトkaocheki.jpを運営しているジェイマジック株式会社の8月17日付プレスリリースを見ると「5000万人を突破」とある。)

母子の似ている度チェックのためにわたしの写真を送ると、「TERU 46% 池脇千鶴 45% 木梨憲武 45%」と出た。3人中2人が男。わたしって男顔だったんだろうか。生まれた頃のほうがわたしに似ていたとすると、たまも最初は男顔だったのかもしれない、と思い、生まれた当日の8月22日からひと月刻みで送ってみると、
0か月「矢沢永吉 32% 小西真奈美 29% 上田晋也 29%」 
1か月「島田伸介 32% 明石家さんま 29% 井上和香28%」
2か月「須賀健太 48% 阿部サダヲ 43% ユンソナ43%」と仮説は証明され、
3か月「高島彩 35% 若葉竜也 27% 田中聖26%」でようやく女顔になった。以降、「清木場俊介」を除いては、たまは女顔であることが判明。

一方、ダンナの顔写真を送ると、「松岡恵望子(えみこ)57% 羽島慎一 56% 福山雅治 56%」とこちらは男のくせに女顔。女顔組と男顔組で仲間外れにされた気持ちになる。そうだ、ノーメイクがいけないんだ、としっかり眉を書き、アイラインを入れた写真を送ると、「木村佳乃 42% 堤真一 42% 田中聖 41%」が出た。2位3位は男だけれど、わたしだってその気になれば木村佳乃似になれるのだ(言われたことないけれど)。しかも3位の田中聖は、たまの3か月の3位と一致。田中聖を間にはさめば、わたしとたまは似ていなくもないのだ……と結果に満足していると、ふと新聞紙面から微笑みかけている木村佳乃嬢と目が合った。本人の顔写真を送ると、木村佳乃100%になるんだろうか。好奇心に駆られて、新聞をパシャリ。結果は「中山美穂 58% 松浦亜弥 57% 時任三郎 55%」。わたしの木村佳乃似も、あてにならないか。

2005年08月11日(木)  『子ぎつねヘレン』チラシ第1号
2003年08月11日(月)  伊豆高原
2002年08月11日(日)  ヤクルトVS横浜

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