2007年04月26日(木)  マタニティオレンジ110 保育園のPTAはイベント盛りだくさん

今月はじめに入園式に出席した保育園のホールで、こんどは父母総会。その間、子どもは保育していてもらえる。園長先生の挨拶、先生方の紹介、保育方針の説明、お知らせが続く。「子どもは『メタボ』という言葉が好き」という栄養士さんのお話に、父兄の笑い声が起こる。「野菜食べないとメタボになりますよ」と言われると、喜んで食べてくれるのだとか。保健士さんは「少々転んだりすりむいたりは大目に見てください」。過保護にされて切り傷すり傷を経験しないまま大きくなった小学生に「切り傷すり傷の血が止まらない」現象が見られるとのこと。質疑応答では、「娘が調理に興味を示すようになったので、調理室を子どもがのぞけるように台を置いて欲しい」(検討しますという答え)「有料でもいいので紙おむつを園で処理できないか」(持ち帰りが負担になっているのは理解するが、膨大な量のゴミになるので難しい。やっている園を聞いたこともない、との答え)といった意見が出る。これまで図書館から園が借りていた本を園児に又貸ししていたのができなくなったことについては、「家でいらなくなった本を持ち寄って文庫にしては」という意見が出た。わたしも同じことを思ったので、「本の内容の吟味が難しい」ということで保留に。「うちの子は大喜びで通っています」「園も先生も大好きみたいです」といったお父さんお母さんの声が聞けて、あらためて、いい園に入れてよかったと思う。園主催の総会に続いて、父母会の総会があり、くじ引きで当たりを引いて役員になったわたしも自己紹介した。

7年前に発足した父母会は、小学校でいうPTA。子どもの頃に親がベルマークの仕分けに学校へ来たりするのを見ていたけれど、自分が親の立場で関わるようになる番がめぐってきた。役員になったおかげで、入園早々PTAの世界をどっぷり体験している。活動内容などを話し合う役員会は4月に顔合わせの1回目をやり、先週金曜日に2回目を開催。1〜2か月に一回ペースで開かれるとのこと。公民館を借りた一時間のうち、飢えた子どもたちにおやつを食べさせて黙らせるのに20分、後半20分は集中力が切れた子どもたちが机のまわりを走りはじめ、会議に割けるのは20分がいいところ。駆け足で「ハイ次」と進めて、「あとはメールで!」で解散となる。役員8人中7人の子どもが男の子で、わが家のたまは紅一点。お兄ちゃんたちのパワーに目を丸くして圧倒され、泣くことも忘れていた。いろんな子どもがいて、いろんなお母さんがいて、その中に自分がいることがなんだか不思議で面白い。少し前には想像もしなかったことをやっている。1回目の役員会は土曜日にも関わらず、全員お母さんだった。共働きなんだから、お父さんが来る家があってもいいんじゃないかと思うのだけど。

役員にはそれぞれ役職がつく。0才児クラスの親にはなるべく負担を少なく、と取り計らってくれたものの、わたしが担当することになった会計も十分に忙しい。家計簿もつけたことないのですが大丈夫でしょうか、と引継ぎのときに前年度の会計さんに聞いたら、わたしも数字は苦手だけど何とかなりましたよ、と勇気づけられる。帳簿つけより会費集めが主な役割だという。まずは郵便局へ行って通帳の住所欄を書き換える。名義は父母会のままだけど、住所欄を毎年、その年の会計の名前に書き換えていく。住所欄のスペースは残りわずか、あと何年持つやら。配布用の「会費納入のお願い」を作り、ひさびさにコピーを書いた。わたしのコピーでお金が集まるだろうか。納入率を上げるために、広告会社時代に東京ディズニーランドの広告を一緒に作っていたデザイナーのE君にPOPの制作もお願いした。万単位のファミリーを動かしているE君のクリエイティブが保育園に通用するか、お手並み拝見。

父母会の新聞も役員が交代で編集・発行する。わたしは秋に発行する号を担当することになった。それから、各クラスの父母が親睦を深める懇親会を取りまとめるのも役員の仕事。送り迎えのときに顔合わせするお母さんをつかまえ、名前と連絡先を聞いて回る。同時に場所探しを開始。子連れで大勢でゆっくりできるところ。六義園の茶室を借りられると聞いて問い合わせたり、座敷のある店をネットで調べたり。保育園に預けてなかったらこういう作業も発生していなかったわけだけど、仕事の合間の気晴らし、レジャーと思えばそれなりに楽しめる。

2002年04月26日(金)  『アクアリウムの夜』番外編:停電ホラー

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