2006年02月12日(日)  『子ぎつねヘレン』完成披露試写

有楽町マリオン11階の朝日ホールにて、『子ぎつねヘレン』完成披露親子試写会。一時半の開場とともに、親子が続々入場。あっという間に会場は満席で、立ち見のお客様が出てしまう。

入ってすぐの物販コーナーにはヘレンのぬいぐるみ、原作ノベライズ、14日発売のフォトブック(学習研究社)が並び、けっこうなにぎわい。ここに絵本とストーリーブック(東京ニュース通信社)があったら……。早く仕上げて物販コーナーに加えたい。

2時過ぎ、多数の取材カメラが向けられる中、大沢たかおさん(矢島動物診療所院長 矢島幸次)、松雪泰子さん(カメラマン 大河原律子)、小林涼子ちゃん(矢島美鈴)、深澤嵐君(大河原太一)、河野圭太監督が登場し、舞台挨拶。作品への思いと撮影でのエピソードを披露。

苦労話を聞かれた大沢さんは、「キツネは生まれたときは黒くて、毛が茶色くなったと思うと、鼻がとんがった親ギツネになってしまう。子ぎつねでいる短い時間を狙っての撮影だった」。大物役者合わせのスケジュールよりスタッフ泣かせな「キツネ合わせ」。本物のキツネでよくこれだけ撮りきれたものだなあとしみじみ。作品の中で主人公一家はヘレンとともに成長するけれど、『子ぎつねヘレン』もまた、日一日と成長する子ぎつねとともに大きくなった。スタッフとキャストが一緒に「育てた」という気持ちが強くて、いっそう愛着のある作品に。太一の抱いていた宣伝用の特大へレンは、ずっしり重かった。

大スクリーンで観るのはわたしもはじめてで、ドキドキ。北海道の大自然、葛西さんの野生班が追った野生ギツネの姿は試写室の小さなスクリーンで観るよりずっと美しく力強い。子どもたちの笑い声が何度もはじけて、にぎやかな鑑賞。血統犬ロッシの演技は、アカデミー賞動物部門があったら、助演犬優賞もの。ロッシが出るたびに客席が「何かやってくれるのでは」と待ち受ける。小さな子どもたちが台詞を繰り返したり、画面に向かって動物の名前を言ったり(きっと指差しているのでしょう)するのも微笑ましかった。ぐずる子、泣き出す子もいたけれど、それも親子試写会ならでは。後半はすすり泣きがあちこちから聞こえ、途中から観たプロデューサーは「みんな花粉症なのかと思った」ほど。わたしはいつも同じところで泣いてしまうのだけど、今日はその瞬間、洟をすする合唱になった。

上映後、熱心にアンケート用紙に書き込む親子の姿を見て、母に連れられて舞台を観に行った子ども時代を思い出した。今観て感じたことを感動がさめないうちに自分の言葉にする、その経験が現在のわたしの書く力につながっている。

ひさしぶりに会う関係者たちと「反応よかったですね」「宣伝がんばりましょうね」と声をかけあう。控え室で、インタビューを終えた涼子ちゃんと嵐君に再会。嵐君はあいかわらず小さくてかわいい。涼子ちゃんは会うたびに顔が小さくなっている気がする。一緒に写真撮るときはわたしが一歩下がらないと、とんでもないバランスに。

2005年02月12日(土)  浸った者勝ち映画『ネバーランド』
2004年02月12日(木)  本のお値段
2003年02月12日(水)  ミヤケマイ個展 MAI MIYAKE EXHIBITION2003

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