2004年05月26日(水)  ニヤニヤ本『言いまつがい』

■数週間前、同僚に借りて帰りの電車の中で一気に読んでしまった『言いまつがい』(ほぼ日ブックス)。「決して人前では読まないように」の忠告を守らなかったがために、ニヤついたり吹き出したり、まわりの乗客の方は気味悪い思いをされたかもしれない。糸井重里さんが主宰するほぼ日刊イトイ新聞の人気コーナーに寄せられた投稿をまとめたもので、身の回りに転がっている言い間違い、聞き間違い、思い違いの数々がこれでもか、これでもか、と笑わせにかかってくる。読んでいると連想ゲームみたいに「そういや、わたしも似たようなことが……」と昔の笑い話が蘇り、また笑ってしまう。せっかくなので、思い出しついでに書き留めてみた。間違った本人を知っていないと面白さは半減するものだけど、友人たちに披露したところ、本人を知らなくてもなかなか笑えるようなので、いくつかご紹介。
CMのアイデアを出し合っていたとき、
上司「目立つにはやっぱり大物タレントだな。G7とか」
部下たち「大物すぎないですか」
上司「まあ、ジャニーズだしなあ」
部下たち「それを言うならV6です!」
「アルファベットと数字の組み合わせ」ってことしか合ってない。
これは聞きまつがいですが……入社した頃、
「コピーごそっと取ってきました」とコピーした紙束を差し出すと、
「俺は5セットと言ったんだ!」と上司に叱られた。
高校生の頃、わが家にアメリカからホームステイの留学生がやってきた。
ドライブしながら町を案内していた父は、
仁徳天皇稜を指差し、「世界一大きなお墓」と言うつもりが、
「ディズ イズ ザ ビッゲスト ボム(世界一大きな爆弾)」。
留学生に片言の日本語で「オトウサン ニゲマショ!」と言われた。
TOMBとBOMBって、並べて覚えさせられたよね。
銀行のATMで預金を下ろそうとすると、
「コノ ノウキヨウデハ トリアツカイ デキマセン」
と印字された紙が出てきた。
行員さんに「納期用じゃないATMはどこですか?」と聞くと、
「ここ、農協です」と思いがけない答え。
なんと、隣接する銀行と建物をまつがっていた。
大阪から上京した者同士で女友達と待ち合わせたときのこと。
「新宿南口の『るみねろ』で」と言われたが、
道行く人に聞いても首を傾げられるばかり。
途方に暮れていたところ、目の前に「ルミネ口」と友人を発見。
「やっとあったわ、るみねろ」と言うと、知ったかぶりの友人に
「大きい声出さんとき。ルミネぐちやで」と田舎者扱いされた。
そそっかしい友人は、いそいで「吉田」と書くと、土の下に田を書いてしまう。
微笑ましい『まつがい』を思い返しながら、まつがった人の顔を思い起こしている。大阪にいる家族や会社をやめてしまった人、しばらく会っていない人もいる。『言いまつがい』の記憶は懐かしい人につながっていて、笑った後に、ほんのりあったかい。

1979年05月26日(土)  4年2組日記 かみなり

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