2002年11月10日(日)  黒川芽以フォトブック

脚本家・演出家・劇団ストレイドッグ主宰の森岡利行さんと知り合って、もうすぐ1か月。木下ほうかさんの友人である森岡さんは『パコダテ人』を観てわたしに興味を持ってくれたそうで、一緒に作品をつくりませんかと声をかけてくださった。

そういうわけで、劇団ストレイドッグの黒川芽以ちゃんのフォトブック『路地裏の優しい猫』をお手伝いすることになった。森岡さんの書いた同名の戯曲があり、劇団公演でも上演されている。森岡さんの叔父でメキシコオリンピック銅メダリストのボクサー、森岡栄治を娘の治子の目からとらえた物語で、実話が基になっているだけあって、栄治も治子も生き生きしている。

今回のフォトブックは黒川芽以ちゃんが治子という設定。治子の心情を語る大阪弁のモノローグが写真のキャプションになっている。構成案のラフをめくりながら、直感で1案、想像を膨らませてもう1案、変化球でもう1案、と楽しく悩みながら書いている。会社に入った頃、カレンダーの写真やイラストに言葉を添える仕事をいくつかやったが、その感覚を思い出す。一枚の写真が呼び起こすインスピレーションは人それぞれ。写真に言葉がつくと見方が制約されるという人もいるかもしれないけど、それによって想像をかきたてられる人もいるはず。フォトブックがフォトストーリーブックになればいいなと思いながら、言葉探し中。

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