2002年09月15日(日)  パコダテ人P面日記 宮崎映画祭1日目


宮崎牛で熱列歓迎
■10:10羽田発のJASで11:45宮崎着。羽田から函館までは511キロ、宮崎までは560キロ。宮崎のほうが遠いとは意外。空港の出口で一沙ちゃん、宮崎映画祭実行委員の女性二人(川添さん、上田さん)が出迎えてくれる。今回の追っかけの旅に誘ってくれたあおいママ&妹ちゃんと合流し、宿泊先のホテルメリージュへ。ここで前田監督と合流し、早速お昼。JAのやっているAPASという宮崎牛焼肉屋でごちそうになる。カルビ、ハラミ、塩牛タン。うまいぞ、宮崎牛。そして、忘れちゃいけないのが鶏。身がプリプリでおいしい。夢中で食べているところに、宮崎で「映画の生き字引」と呼ばれている石田さんが登場。春夏秋冬かわらないフィッシャーズベストが目印のこの人、映画好きが高じて自分で映画館をつくってしまった。宮崎キネマ館というその映画館はホテルに隣接するビルの2階にあった。100席のホールが2つ。映画祭の上映会場にもなっている。



運玉で開運祈願
■映画祭実行委員の方が宮崎を案内してくれると言う。いくつかの候補が挙がったが「宮崎の神話めぐりをしましょうか」ということで、車2台に分かれてまずは鵜戸神宮へ。運転は川添さん、助手席に上田さん、後部座席に前田監督とわたし。携帯が鳴る。羽田空港にいる小山さんから。隣で前田さんが「なんで僕にかけてこないんや」。その旨を伝えると、電話はブチッと切れ、前田さんの携帯が鳴った。「もしもし小山です。前田さんの性格を忘れてました!」。なんてストレートなリアクションだろうと車内は爆笑。「パコダテ人のみなさん仲がいいんですねー」と川添さん。■海沿いの気持ちいい道を走り、鵜戸神宮に到着。豊玉姫(神話に出てくる山幸彦の妻)が岩となって子どもを育てたという伝説のある「お乳岩」の滴り水でつくった「おちちいわ湯」を飲み、海食洞の中にある社殿にお参りする。大漁と安産に御利益があるらしい。ここでのハイライトは「運玉」。豊玉姫の玉がゆかりなのか、地元の小学生が作っているという5個100円の土の玉を眼下の岩めがけて投げる。囲み縄の中に入れば吉、その中央にある窪みに入れば大吉といったところか。みんな一斉に投げているので、どれが自分の玉だかよくわからないけれど、一応縄には入っていた気がする。


緑水の舞台(かも)
■神話めぐりの次なる目的地は、青島神社。川添さんと上田さんが空港まで小山さんとあおいちゃんを迎えに行ったので、石田さんの車で。海岸線を走りながら観光案内してもらう。丘の上にはなぜかモアイ像がずらり(かつてイースターのモアイが水害に遭ったときに援助をしたか何かで縁はあるらしい)。「以前あそこで野外映画上映会があったんですけど、雨で上映を途中で止めしちゃったんですよ」と石田さん。上映作品は異星人との接触を試みる『コンタクト』だったと聞いて、「コンパクトになってしまったんですね」と前田さん。■「ここが緑水のロケ地かも」と日高本線の伊比井駅へ案内される。改札のない無人駅。なーんもなさが、いい感じ。ここだったのかなー。


青島神社のご神木はパームツリー
■青島神社は青島の中央にある。山幸彦(ヒコホホデノミコト)が祭神で縁結びの神社らしい。昔は一般人は立入り禁止の聖域だったが、今は橋を渡って歩いて行ける。海岸線は波状岩。粘土質の岩なので、波に洗われてシマシマに削れたらしい。「鬼の洗濯板」とは、うまいネーミング。ここで後発組のあおいちゃん、小山さんと合流。■宮司さんが特別に神社を案内してくださる。亜熱帯植物がうっそうと茂る奥に鳥居が見えて、南国の神社の景色は面白い。「これが青島神社のご神木です」と紹介されたのはパームツリーだった。


長島監督も神話の人!?
■神社内にある日本初の神話館『日向神話館』も見せていただく。「山幸彦・海幸彦」をはじめ日向地方に伝わる神話が、等身大のろう人形でわかりやすく再現されている。母親の妹に育てられたナントカ彦が、その育ての親つまり叔母と結婚してしまったり、カミサマの世界も不思議。ここの入口で異彩を放っているのが、長島監督。腕の「毛」が植毛されているなどディテールにもこだわっていて、かなりのそっくりさん。胸毛も植毛されているという噂も聞いたが、確かめられなかった。宮崎キャンプの巨人軍と青島神社が縁深いとはいえ、神話館に野球監督とは!長島神話って言葉もあるからいいのかな。

宮崎いただきます!
■ホテルに戻り、小山さん、あおいママ&妹ちゃんと近くを散策。商店街をひやかして、バタどらが名物の和菓子屋『日高』へ。なんじゃこりゃ大福は日持ちがしないので持ち帰りをあきらめ、試食で満足。ここの試食はサイズが豪快。いろいろつまんでいたらおなかいっぱいになってしまった。「おまんじゅう食べたらお茶がほしいね」とホテルに戻ってお茶する。



8:30からの飲み会は『日高』のビルの2階にある『田舎屋』にて。めひかりの天ぷら、さつまあげ、たまごやき、地鶏、出るものどれもおいしく、歓声をあげて食べる。はじめて食べるチキン南蛮の味は想像以上。唐揚げとタルタルソース、どっちも好き。焼酎は『中々』『魔王』『野うさぎの走り』を小山さん、一沙ちゃんと分けあう。一沙ちゃんが焼酎にくわしくて、びっくり。「世の中は焼酎ブームなんだよ」と教えられる。仕上げはもちろん冷や汁。昨日、前田さんが撮り、一沙ちゃんと地元の子どもたちが出演した三分の短編が仕上がり、テレビモニターを持ち込んで試写をする。一沙ちゃんが出演しているNTTドコモ関西のCM、インターネット配信するシブヤプロジェクトの短編もあわせて見る。前田監督三部作。
■二次会はソファのお店。実行委員の人たちと記念撮影で和み、おしゃべりもはずむ。みなさん文化祭のノリで映画祭を楽しんでいるのがいい。ゲストを一生懸命楽しませながら自分たちも一緒に楽しんでいる感じ。急に押しかけてすいませんと言うと、「脚本の人も来てくれるって聞いて、みんなで楽しみにしてたんですよ」。来てよかったなー。ホテルの部屋で待ちうけていたウェルカムカードも心憎い演出。

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