2002年02月11日(月)  こどもの詩

■あまりに寒いので、家で過ごす。函館映画祭の日記を書きつける。記憶が古くなっているので、思い出すのに時間がかかる。早くやっとくべきだった。3日分書き上げる寸前にワープロがフリーズして振り出しに戻る。オーマイガッド。■気を取り直して新聞整理。読売新聞の『子どもの詩』のファンで、入社した頃は切り抜いてノートに集めていた。仕事に疲れた人が「あれ読ませて」とノートを開いては、「わたしが小さくなったらお母さんに服をあげるね」とか「外国のおともだちも、あははって笑うんだよ」といったピュアなつぶやきに、ほろりとなって帰って行った。切り抜きは止めてしまったが、今でも読むたび心が洗われる。電車が通り過ぎる音を「だれっかなーだれっかなー」と聞き、電車と会話してしまう女の子。弟のおしめを見て「わあ、きれい。光ってる!」と歓声を上げる男の子。かつては自分もそんな風に世の中を見ていたのかなあ。■投稿欄に「試験は教師と生徒の文通」と元教師の言葉。答案用紙は「勉強やってるか?」という問いに「やってるよー」と答える場所。つまづいた答えから、生徒が何を必要としているか読み取れたという。しかし、マークシートでは、メッセージは伝わらないか。

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