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2005年04月19日(火)
「温い水ならいらない」
いらない。いらない。入り込まなくていい。差し伸べなくていい。 そんな顔をするな。そんな目をするな。 ――気持ち悪い。 どうしたのかと伸ばされた手を弾くと、ソイツは少し驚いたような顔をした。 そりゃそうだ。俺は今、酷く機嫌が悪い。 機嫌が悪い時は辺り構わず傷付けたくなる自分の癖を俺は充分に知っている。 だけど傷付けまいとしたわけじゃない。 俺はそれほどイザヤを大切に思っているわけじゃない。 それは、愛情じゃない。 「・・・ウゼェ」 そう、邪魔なんだ。 俺のペースを崩すこいつが邪魔なんだ。 だったらこんな感情なんていらないだろ? なのにどうして俺は。 「失せろ」 思い切り睨んでやった。 今まで見せたことのないような憎しみを込めて。 そしたらソイツは沈黙して、言われた通りに俺から離れて行った。 微かに震える手を隠さずに。 そうゆうところが嫌いだと思った。 同時に堪らなく好きだと思った。 俺はお前から何も貰いたくはない。 差し伸べられたくはない。癒されたくはない。 そんなことをされても気持ちが悪いだけだ。 だから俺は俺からお前を守らない。 「ユエさん」 ふと立ち止まったソイツが、辛うじて聞こえるような声で俺を呼んだ。 「風邪、引かないでくださいね」 そこは寒いからと、それだけを残して。 いつものように、何を考えているのかわからないぼんやりとした顔で。 「こうゆう時だけ気を遣ってんじゃねぇよ、馬鹿が」 イザヤがいなくなった後、俺は一人で笑った。 --------------------------------------------------------------------- 漫画感想を書く気力がないので小話で誤魔化してみる。ユエ&イザヤ。 ユエはイザヤを平気で傷付ける。 ティルは罪悪感を抱きながらリオンを傷付けたくなる。 柳は膿を出す為に敢えて桜焔の傷を抉る。 シエルはアルフィンの傷付け方を知らない。 一番酷いのは誰なのでしょうか。 **拍手お返事** >19日3時 ソウル→アルド、喜んで頂けて私も嬉しいです! 大丈夫です、変わってません。同志様は沢山いらっしゃいますとも。 こちらがビビッてしまうほどソウル→アルドは何故か皆様反応良すぎです(笑) マイナーな筈なんですが「え?皆様も好き?」と淡い希望(期待)を抱いてしまいます。 と言いますか余所様でも見てみた・・・ゲフゲフ! >19日3時 よ、読みやすいですか・・・!? しかも大好きだなんて・・・っ。はわわ・・・有難う御座います! 過去の小説を読み返すと書き直したい衝動に駆られて仕方がないほど自分では読みにくいと思っていたので、そう言って頂けて安心しました。 はい!応援を糧にこれからも頑張ります! |