終わりなき戯言
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2005年02月24日(木)
木漏れ日
 グリンヒルは緑が多い。
 学園の校舎を一歩出れば、鮮やかな新緑の木々が真っ先に飛び込んでくる。
 周囲は木々に囲まれ、道の両脇には芝生が敷き詰められ、比較的人工的な印象を受ける建物さえも緑に溶け込んでいた。
 その中に重い鐘の音が響く。
 これから授業が始まるのかと何となしに思いながら、ルックは校舎に背を向けてその周囲の森に足を踏み入れた。
 一般にこれをサボりというのだろうが、特に罪悪感なんてなかった。
 テレーズを救出するためにグリンヒルに生徒として潜り込んでから既に二日。
 これといった収穫もないまま、それでも一応生徒なので授業には顔を出さなければならない。
 しかしルックは一日目でそれに飽きた。
 此処で学ぶものといえば彼にとっては本を読めば事足りるような基礎的なものばかりで、時間の無駄だとしか言い様がなかった。
 学園生活を楽しんでいる様子の皆を見ても、何がそんなに楽しいのか理解できない。
 どうせすぐ帰ることになるのにという冷めた考えしか思い浮かばなかった。

 散策するように歩みを進めながらルックは生い茂る木々の合間を抜ける。
 葉の擦れる音、小鳥の鳴き声。そして優しい風の音色。
 本拠地周辺の森によく似ていると思った。
 あの辺りの森もこの森のように穏やかで、時間がゆっくりと流れている。
 木は互いに囁き合っているように寄り添い、所々から淡い木漏れ日が溢れ出す。
 その森でよく会ったあいつは『いい森』だと言った。
 彼が住んでいた森よりも明るく開放的で、好きだと。
 じゃあ自分が住んでいた森は嫌いなのかと訊いたら、当り前のように首を横に振った。
 あそこは僕の生きる場所だから、と。

 そしてルックは不意に足を止めた。
 森中が一瞬静まり返り、その直後にザワリと木々が震える。
 突風のような風が枝の間をすり抜けてルックの頬を掠っていった。
 ルックはゆっくりと振り返る。
 いつも木漏れ日の中で笑っている、あの笑顔があるような気がして。
 だけどそこには期待したようなものは何もなくて。
 葉の隙間から零れた緑と黄色の光が波のように揺らめいていた。

「・・・何やってんだか」

 自らの行動と期待を後悔するように微かに眉間に皺を寄せる。
 どうしてこんなにも思い出すのだろう。
 そもそも誰かをこうして思い浮かべるなんて、ルックにとってはそうあることではなくて。
 自分でもその感情の正体を掴めなかった。
 だけど思ってしまう。

 会いたい、と。

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フォルダ漁っていたら出てきたルクキニ。
グリンヒルには毎回ルックを連れて行くのでその度に離れ離れになってしまいます。
そしてグリンヒルで自覚すればいいと思っております(笑)
何でキニスンを連れて行けないのか今でも納得いかない。くっそー。


昨夜はひたすら本を読んでおりました。司馬遼太郎の「胡蝶の夢」。
先日二巻を読み終わったので三巻を買って読み始めたら止まらなかったのです。
おかげで三、四時間かけて半分以上読めました。
これは読むのに時間が掛かります。ライトノベルなら一冊読めてる時間なのに・・・。
やっと新撰組出てきたぞー。

んでもって今日は描いて塗って描いて塗って。
最近は絵を描いてばかりいます。
文章が思い付かないせいで小説が進みません・・・。結構焦ってます。


**拍手お返事**

>22日21時
ソウル→アルドに引火してしまいましたか・・・!
謝る必要は御座いません!一緒に燃えましょう!寧ろ私も危険・・・ゲフゲフ(笑)
続き、なるべく早くお届けできるように頑張りたいと思います!
SKIN by YUKIE