日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
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2007年07月25日(水) 「クレイ」

そろそろハリポタ最終巻読了の方々が…ネタバレは拾わないようにしようと思いますが皆の行末が気になってうずうずします。


「クレイ」読み終わり。まだ整理がついていないので、あしからず。

救われなかった、ことに、びっくりした。
一般的に見れば精神を病んだ人とか、一般的に見れば可哀想な家族ってこの人の作品には何気に多く出てくるようなんですけどね。ただ、それをあるものとして受け止めてきれいに、切なくまとめるところがとても好きで。でもこれは「きれい」といいつつ(幻想的な場面がきれい)、ビターだった。クレイジーはともかく、スティーヴンに関してはさっぱり救われてないと思います。
悪にはとてつもない魅力があって、主人公は善と悪を受け止めるのだと思う。だからこの作家の作品を読んでいるとない交ぜになった感じがするのだと思う。だけど今回ははっきりと決別がありましたね。
直接は関係ないのですが、紹介文を見て何となくハガレンを思い出しました(笑)。「町へ越してきた少年スティーヴンのいうままに粘土男に命を与える儀式を手伝ったデイヴィ。その直後に憎んでいたケンカ相手が死んだと知って、とんでもない怪物をつくり出してしまったと気づき…」だとか。まあ、実際は儀式までが結構長くて、正しい人に助けてほしいのにやめられない自分…みたいな話です。そして、やってしまってから振り返れば、それは罪だったのです。たぶん。

スティーヴンは主人公デイヴィのこれまでを掻き乱す存在で、禍々しいところのある子のようです。でも本当はデイヴィと仲良くなりたかったんじゃないのかな! 私は途中のスティーヴンも信じたいです。だから、ほんと救われなかったなあこの子…という気がします。
あと、スティーヴンからデイヴィへの反応が微妙にセクシャルだなと感じるのは腐れた反応でしょうか。頬にキスだとか抱きついてみたりだとかが少々気にかかりました(そういや前もこんなこと書いたなあ)。同性愛の罪、みたいな意味でやっぱり主人公を掻き乱しているんじゃないかと思う。

何か上手くいえないけど、ビターでした。図書館の本で読んだんだけどいつかアーモンド作品はきちんと読み返したいです。
石切場とか土とか神様とか天使とかはやっぱり定番要素かな。


えびむらさき |MAIL

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