日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
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2006年05月05日(金) 「虚空の旅人」

電車に乗って相模の地へ参りました。移動距離が長いので読み物に「小説以外」を持とうかとも思いましたが、恩田さんに倣って翻訳小説を持って行ってみました。ブルガーコフの「悪魔物語・運命の卵」です。タイトル借り。岩波文庫持ってると何となく自分がクールであるかのような錯覚に囚われます(笑)。何故か。
鎌倉の八幡宮の前は人が多くて自分でも何しに来たのか分からなくなるくらいだった。

「虚空の旅人」上橋菜穂子
旅人は守り人シリーズの番外編なんだそうです。
それで、バルサとタンダの後ろにトロガイがいてはらはらどきどきな本編とはまたちょっと違う趣の話になっています。

今回は、優しさと強さを秘めたチャグム皇子とそれをたった一人で支えるシュガの話。……あまり鼻息荒く語ると聖域を汚すような気がするのは私だけでしょうか(笑)。
実のところ結構おいしい感じです。シュガが女性に囲まれて慌てる、チャグムを助ける、涙を流す等々。あ、シュガいいかも、と思ったのは今回がはじめてです。っていうか最終的には彼が「殿下…」と呼びかけるだけでこう…生温かい萌えが。確実に聖域汚してると思います。

南の海のサンガル王国の新王即位式に出向いた二人はまた、もうひとつの世界との交流を見ることになるのです。今回は5歳くらいの女の子が、向こうの世界に魂を引かれていってしまう話。そういう子供は神様として崇められるのですが、最後には海に返されてしまうんです。女の子の体を海に沈める儀式があるのです。
チャグムは精霊の守り人としての自分を重ね合わせて何とか彼女を助けたいと思ったり。それにまたもや王国間の揉め事が関ってきたり。

チャグムが自分の目の前で死んでいく兵士たちに傷ついてる場面が印象的です。この子ももう14歳なんですねえ。あまりにも真っ直ぐであやうい感じがまた魅力的です(終章を読んでください。是非読んでください。)が、本気で破滅することはないですよね?今回ちょっとだけ心配になってしまったけど、きっと色々乗り越えて後世に語り継がれるような立派な王様になるんじゃないかなと妄想しています。まだ続編書かれそうなので期待。タルサン王子がいつかまた素顔の殿下にまみえることを期待(笑)。
タルサンとチャグムも良いですよね。第一印象が悪いのがまた。


えびむらさき |MAIL

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