春の日記
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2008年12月21日(日) ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク版、多治見市文化会館

今年はこれが最初で最後の劇団四季作品ですね。今回のキャストは全く知らない人たちばっかりでした。勿論役者目当てで行った訳ではないのでいいのですが、片仮名のお名前が増えましたねぇ。ジーザス自体は三回目、ただし前二回はエルサレム版で今回観るジャポネスク版は初めてなので興味津々。エルサレム版のセットはシンプルながら荒野の感じが良く出ていましたが、ジャポネスク版のセットは黒子ならぬ白子は出てきて動かしてるし傾斜がつるつるの板なので役者がふんばってるなぁとか全然違うので面白いです。音楽がまた、笛や鼓や三味線が入ったアレンジになってるところがあってサントラが欲しい感じ(笑)でも、全部が全部そのアレンジではなかったのでどうせなら全部大胆に変えちゃえばいいのにとも思いました。そういうサントラあったら買いたい。メイクは白塗りに歌舞伎調。ジーザスの側の人間は赤、それ以外は青の隈取ですかね。歌舞伎では青は悪役でしたっけ。あれだと顔の造りそのものがあんまり気にならない感じ。演出も最初の群集シーンなんか様式美!って感じのところもあったけど全部そうって訳じゃない感じでした。
キャラクター/役者としてはジーザスにもう少しパワーが欲しかったかな…。金田さんでしたが、ゲッセマネの辺りにもう少し何かが欲しかったような。マリアはあんまり元娼婦っぽい感じがしなかったというか、少し影の薄さを感じました。高木さんの歌い方、ビブラートで響かせすぎな気も…それよりもう少し声量が欲しかったかな。ユダは金森さんで、この三人の中では一番良い印象です。スーパースターのシーンの出方がちょっと意外でした。アンナス(吉賀さん)、カヤパ(金本さん)の辺りは低音、高音共にいい感じで聴きました。エルサレム版だとちょっとコミカルな感じもしたけど白塗り隈取のせいかちょっと怖い感じで面白い。ピラト(青井さん)はちょっと可哀想な感じもしたし。人力車に乗ってやって来て花魁っぽい子達を侍らせながら歌舞伎のように見得を切ってジーザスを嘲ってくれるヘロデ王は、勿論最高でした。星野さん。エルサレム版で最初に観た下村ヘロデ王はなかなか強烈だったし、次に見た半場さんは大きな赤ちゃんという感じで面白かったけど、今回のは傾き者のお兄ちゃんっぽくて好きです。あとはソウルガールズのデザインが面白かったかな。キャストにもう全然知ってる人の名前が見出せませんでした。まあ、会員になってから十年以上過ぎてるもんなぁ…そりゃ劇団内の人の出入りもありますよねぇ…。他、私はあんまり気付きませんでしたが少し台詞が聴き取りにくいという声も。
全体としては、エルサレム版の時ほど熱く激しいパワーを感じなかったような…キャストの問題なのか、演出の違いからなのかは分かりません。とは言え、海外作品の上演に当たっては基本的にオリジナルに忠実に行う劇団四季が唯一演出を変えたヴァージョンをオリジナル版と共に長くレパートリーとして持っていることは興味深く思います。きっと意味のあることなのでしょう。今回観る機会を得られて良かったと思っています。
ご一緒した柊さんとは二年ぶりにお会いしましたが、楽しいひと時でした。ヘロデ王は閣下がやればいいとかジーザスがクラウザーさんと入れ替わってても多分誰も気付かないね!信者のノリはDMC信者とあんま変わらないじゃん!とかそんな馬鹿話にも付き合ってくれてありがとう…(笑)