重くて温い空気に脚をとられそうになった。首に巻き付けたマフラァは自分でそうしたんだけど、上手く呼吸が出来なくて苛々した。でも学校に着くまで外すことは無かった。しっとりと汗をかいていた。そのことに気付かなかった自分が気持ち悪いと思った。助けてと呟いた自分が偽物のようで鳥肌がたった。